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誰もがあるがままで暮らせる地域づくり

こんにちは。
三条市本町、中央商店街の書店SANJO PUBLISHING内にてカフェTROISを営んでいる地域おこし協力隊の藤立です。

今回は店舗の活動でカフェ/バーTROISの営業と並行して一部担当している本屋SANJO PUBLISHINGでのフェアのご紹介を。

ZINEとは

私は普段SANJO PUBLISHINGにて喫茶担当としてTROISを営業しているのですが、この度本屋の選書も一部担当しました。
私が担当したのは、本屋にてフェアとして展開しているZINEと呼ばれる読み物の選書です。

【wikipedia「ZINE」より引用】

19世紀後半から20世紀初頭のアメリカにおけるアマチュアプレス運動や、1920年代から1930年代にかけて続いた黒人によるハーレム・ルネサンスの文学雑誌など、経済的・政治的に疎外された人々が自らの主張を発信するためのメディアとして自主的に刊行した出版物が最も初期のジンのルーツとされる。
1930年代からはSFファンダムの作品発表・批評・交流の場として、ファンらが自主的に制作した「ファンジン(Fanzine)」が多数生まれ、そこから転じてジンという言葉が生まれた。

wikipedia

上記引用の通り、ZINEというのは表現方法を持たない人々が自らの表現の場、交流の場として作り上げた自主出版の文化およびその出版物を指します。現在では様々な人・団体が様々な形式で作り、発表されています。商業出版では実現しにくい表現方法を採用したり、一般的に見過ごされがちな事柄や思いを自由に表現できることが大きな魅力の一つです。

個人で作られた小さなものから、大学教授を巻き込んだ学術的クオリティの高いものまで、様々なものがあることが魅力です。

耳を澄ますZINE DAYS

SANJO PUBLISHINGでは以前からZINEの印刷、出版や販売も請け負っており、4月からは様々なZINEを集めたフェア「ぺちゃくちゃな、ZINEDAY」を月1回行ってきました。
6月のフェアに合わせて、私も番外編「耳を澄ます ZINE DAYS」として選書しました。私なりにZINEという文化のルーツを尊重し、この社会でかき消されがちな声を集めたつもりです。脱植民地主義やジェンダーなどのテーマを中心に、特にセクシュアルマイノリティに関する「聞かれない声」を集めました。

量的・質的なマイノリティに関する話題はニュースなどで目にすることがあっても、実際に生きる人々の生の声は大多数の人にとって聞こえにくくなっています。都市部ではそうした人々もある程度の規模を持つコミュニティを形成できる場合がありますが、人口の少ない地方だとコミュニティ形成が極端に困難になることが殆どです。
私は文化形成において大きな役割を担う(と自負しています)本屋の一員として、そうした人々の声を積極的に届けていきたいと考えています。
誰もが暮らしやすい社会を作るにはまず声を聴いて理解するところから。この機会にぜひお手にとってみてください。

三条市の取り組み

三条市もパートナーシップ制度及びファミリーシップ制度の設立など、性別に囚われることなく誰もが暮らしやすい社会の実現を目指した取り組みをされています。私も地域の一員として、こうした取り組みに賛同し共に多くの人々が暮らしやすい地域づくりを推し進めていきたいと考えています。
【参考】
三条市パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度/三条市 (city.sanjo.niigata.jp)

ご高覧いただきありがとうございました。

TROIS(SANJO PUBLISHING喫茶部門)の基本情報

住  所:三条市本町2丁目13-1
     旧カネ五洋品店 2階
     (本屋入口から入り、中の階段で2階に上がってください)
営業時間:12:00~22:00 (火・水定休)
note:https://note.com/ncl_sanjo
Twitter:https://twitter.com/PublishingSanjo
Instagram:https://www.instagram.com/sanjopublishingtrois/?utm_source=qr

最後までお読みいただきありがとうございました! 少しでも三条市での暮らしに興味をお持ちいただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください😊