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カフェTROIS 新たな企画に向けて   ~三条のものづくりの魅力発見~

こんにちは。
三条市本町、中央商店街の書店SANJO PUBLISHING内にてカフェTROISを営んでいる地域おこし協力隊の藤立です。

カフェTROISの新たな企画に向けて、“ものづくりのまち”三条の魅力を体験してきました。
今回は、私自身が見学・体験した工房のご紹介とともにお伝えしていきます。

金工作家須佐真さん

伝統的技術と須佐さん独自のポップなセンスが融合した可愛らしい作品も特徴的です。

須佐真さんは燕市の玉川堂で人間国宝玉川宣夫さんに師事、現在は三条市にご自身の工房を持ち活動されている金工作家さんです。
関西から知人が三条に旅行に来ていたのでせっかく三条に来たならということでご紹介して、その際に私も一緒に見学・ワークショップに参加してきました。
 
金工とは金属を使って作る工芸品で、溶かしたり叩いて形を整えたりなど金属ならではの加工方法が特徴です。

須佐さんは鍛金と呼ばれる金属を叩く方法で作品作りを行われています。
須佐さんの工房で行われているのは木槌で叩き素材となる銅板の形を整え、さらに叩いた槌の跡が綺麗な模様になるようにしていく手法なのですが、これが体験してみるととても難しく、作品の凄さをより深く感じられました。

また、下の写真のような複雑な模様を作る技法や作品を木目金と呼ぶとのことですが、この木目金の技法は素人の私が聞くとあまりにも途方もない作業に思えて愕然としました。具体的にどう作られるか気になる方はぜひご自身で見学してみてください。本稿最後に見学案内のリンクを貼っておきます。
他にも様々な薬品との化学反応を利用した金属素材への着色など金工ならではの様々な伝統的技術と、須佐さん独自のポップで可愛らしい作品を作業の実践を交えてご紹介いただき新鮮で驚きの絶えない時間でした。

複雑で幻想的な模様が特徴の木目金、その作り方は‥‥


ワークショップ

ワークショップでは鍛金で銅のしおり作りを体験しました。
小さな銅の板に木槌を使って槌目をつけ、鑽(たがね)で模様を掘り込んでいきます。

ことばで説明するより遥かに難しく、狙ったところに木槌を振り下ろすこともままならず思い通りの模様にしていくことは想像すらできないような状態でした。それでも須佐さん、お弟子さんにアドバイスをいただきながら少しずつ作りたいものに近づけていく作業は楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。

ワークショップはしおり以外にも豆皿など、他の小物の制作を体験することもできるようです。とても丁寧に、作品の背景や技術を教えていただけます。同じ作品を見る場合でも、その背景を知っているのと知らないのとでは見え方が大きく変わって来るので、ぜひ実際に作られている方のお話を聞き作ってみることで、より深く作品の世界を深く理解していただければ嬉しいです。詳しくは直接工房までお問い合わせいただければ。

見学やワークショップは以下のサイトからお問い合わせをお願いします。


ワークショップ風景


お連れした観光客の方が作られたしおり。
*のような鑽を花びらに見立てて花束を表現されています。
発想次第で様々な模様にできることが魅力の一つですね。

今後も私の拠点であるTROIS店舗の内外で三条のものづくりの魅力をお伝えしていければと考えています。
須佐さんのお弟子さんが作成した鍛金のしおりを販売予定ですのでお楽しみに。
ご高覧ありがとうございました。

TROIS(SANJO PUBLISHING喫茶部門)の基本情報

住所 三条市本町2丁目13-1 旧カネ五洋品店 2階
  (本屋入口から入り、中の階段で2階に上がってください)
営業時間 12:00~22:00 (火・水定休)
note:https://note.com/ncl_sanjo
Twitter:https://twitter.com/PublishingSanjo
Instagram:https://www.instagram.com/sanjopublishingtrois/?utm_source=qr


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