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挑戦のスタートは行動から!下田での3年間の様々な挑戦。

こんにちは!
地域おこし協力隊下田チームの鈴森風土です!
この度、任期満了を迎え、これまでの3年間の下田での経験を振り返りたいと思います!
 

1.これまでに行なってきたこと


■スポーツ関連
ビーターズのトレーナーとして選手たちの健康状態やケガの予防・治療に関する情報を管理し、効果的で個別化されたトレーニングプログラムを計画した上で、トレーニング指導案を作成しました。
また、練習時において、選手たちを技術的、体力的にサポートしトレーニングの質を向上。その他、スポーツ関連のイベントの企画実行、地域やスポーツ団体と協力して、スポーツイベントやプログラムの実施に関する活動を行いました。

選手からはビーターズを離れた後も、トレーナーとして指導してほしいとのうれしい依頼があります。イベントやプログラムで関わった子どもたちからは、「身体の使い方が分かってうれしいし、色々なことに挑戦してみたい!」などの声もいただきました。


大会帯同時の様子

■農業関連
畑に関すること全般を経験させていただきました。
土壌の改良や肥培管理、種まきから収穫までのプロセスに関する実践的な活動を行い、田おこしから稲架かけ、収穫までの作業を一通り行ったほか、こいを使った稲作も経験しました。
昆虫食(コオロギの飼育、活用法)ではコオロギなどの昆虫を飼育し、食用として活用する実践的な活動を実施しました。養蜂では蜜蜂の飼育や巣箱の管理、また、野生動物による畑や田んぼへの被害を防ぐ獣害対策を行いました。

養蜂に関しては地域の方と密着して行なったことで、草刈りや江ざらい時に「養蜂どうよ、うまくいってる?」や「あそこは活用されてない土地だから活用してくれて助かってるよ、頑張ってね!」などの様々なお声かけをいただき、地域貢献と共に自分の仕事の励みにもなっていました。


養蜂の獣害対策:雪の影響で巣箱が倒れている状態


■教育関連
 
キャリア教育では、学生たちに自己理解や進路に関する知識を提供し、将来のキャリア形成をサポート。
地域資源発掘コンテストに関する授業では、地元の資源や特産品を発見し、それを活かした地域振興のアイディアを生み出す授業を提供しました。
 
学生たちは、地域資源や文化を生かして観光産業を地域に着地させる方法について学ぶことで、地域社会に貢献する力を身につけています。プレスリリースに関する授業では、メディア対応力や広報活動に必要なスキルを身につけ、今後の活動の幅を広げる力を養っています。
学校イベント補助では学校のイベントやアクティビティにおいて、登山、雪遊び、川遊びなどに参加させていただきました。

イベントで関わった子ども達は他の場所で会うと「昆虫のお兄さん!」と気軽に声を掛けてくれ、先生方からも「授業の前と後では子ども達の意識が変わって、自分達で色々調べてくるようになりました!」などのお言葉をいただきました。


川遊びの様子



しめ縄づくりの様子


2.振り返り


仕事でもプライベートでも、挑戦することややりがいを感じることがたくさんありました。そして、ここにはそれらを実践するための理想的な環境が整っていたと感じています。
 
一つのことに没頭して深く掘り下げるのも素晴らしいし、様々な分野に挑戦するのもまた魅力的です。ただ一つ言えることは、「何をするにもやってみないことには始まらない」ということです。新しいことへの挑戦こそが成長や喜びの源であり、その中に意味や充実感が生まれると信じています。


3.下田に移住を考えている方へ


最後に移住を考えている方へ向けて、私が思う下田のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
 
 ●メリット
・とにかく絶品のごはん。どこのお店に足を運んでも美味しいごはんが食べられます。
・澄み渡る空気と美しい自然。自然愛好者にとって、穏やかな空気と美しい風景は魅力的です。
・山岳愛好者の楽園。登山が好きな方には、たくさんの山々が待っています。
・耕作放棄地があるので、田んぼや畑を手作業で耕すことが好きな方には、理想的な場所です。
・静かで集中できる環境。騒音が少なく、思考に集中できる環境が広がっています。
・空き家が多く、地元の人々も積極的に活用を望んでおり、新たな可能性が広がっています。
・隠れた才能が光る場所。驚くべき才能を持つ人々がこぞって集まり、コミュニティに活気を与えています。
 
 
●デメリット
・コンビニやスーパーが少し遠い。
・どこに行くにしても時間がかかってしまう。
・猛暑と湿気の夏。
・たまに動物が道路にいてびっくりする(夜中の道のど真ん中にフクロウがいてかなり焦りました)
・雪が積もると、雪かきだけで一日が終わってしまう場合も。外出が難しくなることも。
・年間を通して晴れが少ない。
 
田舎だからできないことも、今の時代、意外と少ないと思います。だからこそ、臆せず、ぜひいろいろなことに挑戦してみてほしいです!新しい可能性や驚きが、この地で待っています。
 
 私は協力隊での経験を通じて、自立の重要性を強く感じるようになりました。
今後、私は単なるトレーナーだけでなく、多岐にわたる方法で人々をサポートできる存在になりたいと考えるようになりました。
そして新しい分野への挑戦のため、財務会計分野・税理士の道に進むことを決意し、東京の税理士事務所で勉強しながら働くことにしました。

下田を離れることは残念ですが、これにより、自分の可能性を広げ、さらに多くの人々に役立つことができると信じています。
 
美味しいお米と心温まる人々、そして集中できる素晴らしい環境に感謝の気持ちでいっぱいです。下田の大地で育まれるお米は、その風土や豊かな自然のおかげか、口にするたびに故郷の温かさを感じることができます。是非皆さん一度召し上がってみてください!
 
そして何よりも、下田の人々の温かさと親しみやすさは、どこに行っても心に残るでしょう。新潟の大地で培ったきずなや思い出は、私の人生の宝物となり、新たな場所でも心の支えとなります。下田の地を離れることになりますが、下田からの贈り物を胸に、新しい未来への一歩を踏み出します。
 
 
お読みいただきありがとうございました!


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