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教育班での半年を終えて


みなさんこんにちは!
地域おこし協力隊下田チームの加藤です。
 
今年の2月に協力隊として着任してから早くも半年が過ぎました。地域の方々との交流を通して、地域おこしの意義や課題について学んでいます。
 

滞在型求職者支援訓練「しただ塾」講師の先生とバーベキュー


教育班の活動を通じて


私は、下田の地域おこし協力隊の中で「教育班」に所属しており、子どもたちを対象に、季節ごとに様々なイベントを企画・実施しています。

4月29日に道の駅漢学の里しただで行われた10周年イベントでは下田地区の中学生と一緒に「さつまいもクレープ」を作って販売しました。このプロジェクトでは、生徒たちが製品開発やマーケティングを考える過程で、地域資源や経済活動について学ぶ機会になったのではないかと思います。
しかし、学校と協力隊との連携はなかなか難しく、販売価格やスケジュールの調整、生徒の役割分担などスムーズにいかないこともありました。

親子向け「親子里山体験」では、4名の親子と講師の方で田植えを行いました。このイベントでは、農業や自然環境に関心を持ってもらうことを目的としていました。
しかし、地域学校行事との兼ね合いやSNSの効果的な活用について知らないことが多く、集客に苦労しました。SNSやチラシなどで広報を行っても参加者が少なかったです。そのため、次回からは口コミや紹介などでより効果的な宣伝方法を考えていきたいです。


南五百川での田植えイベントの様子

こうしたイベントを通じて、私たち協力隊の存在や活動内容が地域の方々に知ってもらえるようになってきました。
また、子どもたちからは「楽しかった」「勉強になった」という感想を聞くことができてうれしかったです。


地域おこしとは


私以外にも、下田地区には建築や農業など様々な分野に精通した協力隊がいます。それぞれが自分の得意分野や経験を生かして、古民家再生や農産物加工などの事業に取り組んでいます。また、私たちは協力隊の活動だけでなく、地域住民の方々と一緒に伝統的な行事にも参加・協力させていただいています。


7/10 南五百川地域の行事「虫送り」の様子

地域の伝統行事である「虫送り」は、夏の夜に笹の葉に短冊をつけて歩く行事です。これは昔から行われている風習で、稲につく病害虫を追い払いその年の豊作を祈るための儀礼です。私たちは地域の方々と一緒に笹の葉を集めたり、短冊に願い事を書いたりして、楽しく参加しました。
一方、地域行事である「えざらい」は、農業用排水路の泥やゴミを取り出す清掃作業です。これは春と秋に行われる重要な作業で、水の流れを良くして作物の生育を促すという目的があります。私たちは地域の方々のお手伝いをして、泥をかき出したり、草を刈ったりして汗を流しました。
様々な地域行事に参加する中で、協力隊や地域の方の中でも、地域活性化に対する考え方は人それぞれだと感じました。「古いものや伝統を大切にしながら開発を進めるべきだ」という人もいれば、「新しい技術や文化を取り入れて変化を促すべきだ」という人もいました。協力隊での残りの任期を通じて、それぞれの背景や価値観についてもっと理解したいと思います。
 
私は、これからも様々な情報発信を通じて、地方での生活や協力隊の活動の魅力を伝えていきたいと思っています。また、色々な商品や体験を通じて、下田地区に興味を持ってもらえるとうれしいです。
 
 
最後までご覧いただきありがとうございました!

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