スイートポテトだけじゃない！下田のさつまいも（越の紅）を使った絶品スイーツめぐり
こんにちは！三条市新規採用職員です。
すっかり寒くなってきましたね。三条市は既に雪景色が広がっていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、三条市役所では昨年度から新規採用職員を対象とした三条市魅力体験研修を行っています。当研修では、４，５人からなるグループがそれぞれ研修のテーマを設定し、そのテーマに沿った公共施設・環境資源・企業様等の現場に足を運び、魅力を体感します。
私たちBグループは、テーマを「三条市の野菜・果物」に決定しました。
三条市は、信濃川や五十嵐川、刈谷田川などの豊かな水源と肥沃な土壌に恵まれ、高品質な農作物の生産に適した環境を有しています。市内では下図「三条農産物産地マップ」のとおり様々な農作物が生産されています。
農作物の生産・加工・販売、それぞれの関係者にお話を伺うことで、三条市の野菜・果物本来のおいしさの特徴や、その加工品の魅力などについて理解を深めることにしました。
「下田郷さつまいもスイーツスタンプラリー」
まず私たちが注目したのは自然豊かな「下田地域」（三条農産物産地マップ右下）！現在下田郷では「越の紅」と呼ばれるさつまいもを使った珍しいスイーツが期間限定で販売される「下田郷さつまいもスタンプラリー」が開催されています。企画参加６店舗のうち３店舗から「越の紅」の特徴やスイーツの制作過程での苦労などを取材来ましたので、今回はその内容をご紹介いたします！
こちらの企画では、「越の紅」を使ったスイーツを計６店舗で販売しています。
各店舗のスタンプを集めると、豪華ギフトボックス(しただのお米、こくわカレー、さつまいもクッキーなど)をゲットすることができます。
※スタンプ台紙は各店舗に置いてあるものをご利用ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
１店舗目 いい湯らてい
いい湯らていは、新潟県の美しい景勝地、八木ヶ鼻を一望しながら心地よい温泉に浸かる温泉施設です。こちらでは「さつまいものマドレーヌ」を販売していました。
マドレーヌを作った市川シェフにお聞きしたところ、こだわりのポイントは２つあるそうです。
１つ目は、口いっぱいに広がる濃厚な風味を演出するため、コクが際立つメープルシュガーを使用したことで、甘さがマドレーヌの優雅な舌触りと調和するようにした点。
２つ目は、サツマイモの香りを一層引き立て贅沢な味わいを追求するために、シナモンとラム酒を織り交ぜた点。
これらにより、さつまいもとマドレーヌが一体となり味わい深いマドレーヌとなったそうです。
見た目は普通のマドレーヌでしたが、食べてみるとさつまいもの風味が感じられました。どんな方にでも愛される優しい味わいで、何個でも食べたかったです！
この絶妙な組み合わせで仕上げたさつまいものマドレーヌ、皆さんもぜひお召し上がりください！
2店舗目 道の駅漢学の里しただ
道の駅漢学の里しただでも、市川シェフが携わった「さつまいもとりんごのケーキ」が販売されています。
写真右：さつまいもとりんごのケーキ（道の駅漢学の里しただ）
こちらのケーキ、実は市川シェフが前々からアイデアを温めていたらしく、制作過程では、さつまいもスイーツは加工すればするほど、さつまいもの本来の柔らかな甘味がぼやけることに苦労したそうです。
実際に食べてみると、層ごとに異なる味が口の中に広がり、どんどんスプーンが進みます！上にあるキャラメルソテーされたリンゴと、香り引き立つさつまいも生地のバランスが最高でした！
みなさんもぜひ一度ご賞味ください！
３店舗目 マタゼンカフェ
心地よいひとときを提供するため、地元の方々が集まりやすい場所として開業したこちらのマタゼンカフェ。こちらでは、「焼きいものブリュレ」が頂けます。
丸々一本使用されたさつまいもは低温調理で丁寧に焼き上げ、柔らかくほくほくとした食感に仕上げたとのこと。冷たいアイスと表面をキャラメリゼした温かい焼きいも、全体的な甘さに添えられる岩塩、食感と風味のアクセントになるピスタチオで構成され、ボリューム満点でありながら全く飽きることなく食べ進められました。
また、デザートと相性抜群なドリンクメニューも魅力の一つです！コーヒー、ほうじ茶、そして自家製のジンジャーエールなど、こだわりの品々がラインナップされています！
好評であれば来年以降も提供していくとのことでしたので、ぜひ一度足を運び、その素晴らしさをご堪能ください！
まとめ
今回は加工・販売者の視点からお話しいただきましたが、その共通点として「越の紅」の特徴を分析し、何と合うか、どうスイーツに落とし込むかを検討していました。素材の良さを最大限引き出す方々の努力が、加工品の魅力につながっていることを学ぶことができました。
なお、スタンプラリー開催期間は12月28日までです！！！今週末はぜひ下田へお急ぎください！
次回は生産者である果樹農家さんに伺ってきましたので、その内容をお届けします。美味しい果物を生産するコツや今後の展望などをお聞きできましたので、ぜひお楽しみに！