こんにちは！地域おこし協力隊下田チームの安藤です！
私たち地域おこし協力隊下田チームは、新潟県三条市下田地域で教育・スポーツ・農業分野の活動をしています。
 
2021年4月、私は下田地域に足を踏み入れました。この3月で任期が終了します。３年間は挑戦と充実の連続でした。今までの素晴らしい経験を振り返ってみたいと思います。
 

●滞在型職業訓練施設「しただ塾」運営

「しただ塾」は厚生労働省の求職者支援制度（ハロートレーニング）を活用し、受講生が下田地域に2〜3か月滞在しながら就職を目指して勉強するプログラムです。私は2年間、この「しただ塾」の運営を担当しました。しただ塾は「生きた教材」をコンセプトとしており、講師は下田地域の自然やアウトドアに知見がある地域の方にお願いしています。
たくさんの下田の方たちに講師をしていただき、自分自身も教えていただく中で、地域の資源や下田の方々との関わり方についても学ぶことができました。

受講生の皆さんとは今でも定期的に連絡を取り合っており、私たちがイベントを実施する際には遊びに来てくれることもあります！顔を見るだけでとてもうれしくなります！この取組を通じて、地域を離れても関係を持ち続けることができ、関係人口を増やすことができました。きずなを大切にして、今後も皆さんとの交流を続けていきたいと思います。
 
「しただ塾」詳細が気になる方はぜひ以下URLをチェックしてください！
2022年度の「しただ塾」募集開始しました！｜【移住定住支援サイト】三条で暮らす。（三条市公式） (note.jp)
 
 

●下田ぱるた制作プロジェクト

「ぱるた」とは下田地域の64集落に加え、吉ヶ平、鹿熊を含んだ地域の、魅力や特徴を楽しみながら学ぶことができるパズルです。
パズル・かるた・タワー積みの3種類の遊び方ができる教材で、長岡造形大学の福本研究室と協働で制作を進めてきました。

下田の集落がどのように位置しているのかを理解することで、地域のつながりを知ることができます。このような活動は、地域コミュニティの結束を高める活動だと自負しています。現在、下田の各学校にお配りし、子どもたちにも体験してもらっています。
 

●イベントの企画・地域イベントへの参加

地域のイベントに積極的に関わってきました。地域行事やお祭りに出店し、地域の皆さんと交流を深めることができました。地域のみなさんと一緒に活動することで、きずなを深めると同時に地域全体の活性化に貢献できたと思います。

しただふるさと祭りでは、協力隊の周知も兼ねて、子どもが楽しめるようガチャガチャを販売しました。子どもたちや、地域の方にとても喜んでいただきました。

ブルーベリー摘み体験は、毎年実施してる子ども向けイベント「なつプロ」の際に企画しました！
子どもたちに農園の魅力を体験してもらえて、本当にうれしかったです。彼らが自然と触れ合い、種から育てた植物の成長を見守り、そして収穫の喜びを共有する姿は、何よりも素晴らしい景色でした。

豪雪地帯でもある下田の特徴といえば「雪」です。雪といえば「除雪」や「さむい」などマイナスなイメージが強いですよね。そんな雪をおもいっきり楽しんでもらうために、地域の方といっしょに冬DAYキャンプを企画・運営しました。当日は子どもから大人まで25名の参加者が集まり、雪の中のアウトドアを楽しんでもらいました。
 

●ブルーベリー農園運営サポート

3年間にわたりお世話になった「ミサトファーム」の土屋さんは、心温まる存在でした。
この農園は最近まで地図にも出てこない隠れた穴場スポットでした。
土屋さんとの出会いは、私が新しく着任した頃でした。最初は仕事の依頼でお伺いしましたが、土屋さんは口数は少ないけれど心は温かく、特に子どもやお客さんが喜ぶ姿を見ることが好きな、優しい社長さんです。

ブルーベリー栽培やこの場所の魅力をより多くの人に伝えたいという思いから、SNSでの情報発信や冬季の農地活用としてスノーモービルでのバナナボート体験イベントの運営を手伝い、チラシの作成などに参加させていただきました。地域の魅力を広く知ってもらうために尽力し、その結果、多くの人々がこの素晴らしい場所やブルーベリー栽培に興味を持ち、訪れてくださいました。

土屋さん、農園の皆さん、本当にありがとうございました！これからも農園の魅力発信をさせていただきます。また、プライベートでも仲良くさせていただきたいです。今後とも、よろしくお願いします。
 

●今後について

しただ塾の塾生から協力隊として3年間を過ごす中で、たくさんの経験と出会いに恵まれました。最初は不安もありましたが、挑戦を通じて得た自信と、地域の方々との交流は私の人生にとって大きな財産となりました。
 
今後は、海外で「ワーキングホリデー」に挑戦してきます！
新しい土地での生活や仕事を通じて、新たな視点や文化に触れてきます。そして、いつかまた下田に戻ってきます！
 
前へ一歩踏み出していく勇気をくれた下田地域、私と出会ってくれた皆様に、たくさんの感謝と愛をこめて！
 

最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
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