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久しぶりの日本での暮らし、海外から三条市へ移住しました。

こんにちは! 三条市地域おこし協力隊の前泊です。
1年間で起業に挑戦する"Tryand"プログラム生として、令和6年4月に着任しました。

沖縄県出身。
海外(インドや香港)で約8年間の生活をし、4月から久しぶりとなる日本での暮らしです。

三条市・下田に引っ越してきて、約3か月が過ぎた今、これまでの体験や生活面などを振り返ってみようと思います。

あまり寒い地域での暮らしに経験がないため、4月は本当に寒かった。
まだまだ寒いですね〜? と知り合った地域の方に話しかけるも、今年は全然暖かいほうですよ〜なんて言われて、本格的な冬の到来に今から怯えています……。

冬の間は毎日雪が1mくらい積もるイメージでしょ!? と聞けば、
そんなこたーない! とのお返事。

5月に入るころには、暖かい日も続いたり、日焼けするくら暑い日も。

ただ、寒暖差が激しい!

日中は暖かいな〜と感じていても、朝晩は一気に気温が下がって10度以上の寒暖差。ということもざらです……
いつになったら衣替えの季節が来るのかな〜と思いながらすごした6月、ようやくスエットをしまって夏の準備を始めました。

決して都会とは言い難い。
そんな三条市、そして下田地区ですが、自然豊かで棚田の風景が広がり、ウグイスやカエルの合唱に癒されます。

――ひとりでいると、孤独感を感じることもある。
――でも、地域の人たちと繋がることで、改めて人の温かさを感じる。

海外の喧騒と雑踏の中に住んでいたことを思うと、時には自然豊かでゆったりとした時間を過ごすのも良いなと思えてくる今日この頃です。

まだ引っ越してきたばかりの4月の上旬ごろ、Tryand.メンバーに誘われて、下田で農業を営むおじさん邸で開催されるというBBQに参加してみました。
親と同じくらいの世代ですが、60代とは思えないくらいのパワーと持久力があり、負けてられんな〜とも思わせる人物です。

そのBBQ以来、おじさんとは仲良くさせてもらっていて約2か月ほど経った今では、家族のように可愛がってもらっています。

「自治会長とお酒を飲むから泊まりにおいで!お酒はあるから自分が食べたいものだけ持ってきて」と、「五十嵐川」という銘柄の地元の日本酒やたらの芽の天ぷらをご馳走してくれたり。

「ゴールデンウィークあたりは田植えが始まるから手伝って。」
と言われ、軽い気持ちで手伝いに行くと、まさかの最初からトラクターに乗せられました。

「大丈夫!練習すればすぐにできるようになるから!」と、田植え体験どころか、本格的に機械を使った田打ちから田植えまでさせてもらい、一連の作業を覚えました。

田んぼを所有している新潟県の農家は、ゴールデンウイークに旅行はせずに、田植え盛り。
県外の家族は実家に帰り、田植えにいそしむという常識には驚きました。

田植え機も体験

実際にその田植え時期、おじさんのお姉さんと、その娘さんご夫婦2組も帰省し、2〜3日ほど田植えを手伝っていました。
私も新潟県民に負けないくらい、今年のゴールデンウィークは田植えに費やしたと思います(笑)

田植えも終わりひと段落したところ、そのご家族の皆んなでBBQをしようということに。

親族の集いだったので私は遠慮し、帰ろうとしたところ
おじさんとお姉さんに「一緒に食べていきなさいよ〜」と言われたので、参加することに……。

しばらくして隣近所の方が合流。まるで親族の一員かのように集いに加わる私を見つけて、「違和感なく混ざりすぎ!」と笑っていました(笑)

ね、家族のように可愛がってもらっているでしょ。

他にもいろいろあります。

下田に来たばかりの4月、移動手段がまだなくてバス移動をしていた頃の話。
誤って逆方向行きのバスに乗車し、すぐに次の駅で降車。

もうひとり、私と同じように間違えたおばあちゃんがいて、2人でとことこ元のバス停に向かって歩いていると、
デマンド交通ひめさゆりがあるから、手配しておばあちゃんと一緒に東三条駅まで行こう! お代はおばあちゃんがだすから!」
と、乗っけてくれた優しいおばあちゃんがいたり。

ご縁があって、津南の雪解け人参畑を見に行った時。
大量の人参と、今までに見たことがないくらいの大きさのサツマイモをくれた素敵なご夫婦もいたり。

笑顔が素敵

それから、ぶどうや梨の農作業体験をさせてくれた代官島のご夫婦

農作業を体験

はたまた、商工会の役員を務めるくらいの新潟の優良企業である社長さんは、飛び込み営業にも関わらず自ら対応もしてくださったり。

毎年6月に開催される三条凧(いか)合戦のチーム「下田羚羊会」。
最初の練習からとても丁寧にレクチャーしてくれて、全力で大きな凧を上げ合戦するという少年の頃のような気持ちを思い出させてくれたり。

大きな六角凧は畳2枚半くらいの大きさ

まさか下田にきて、田植えを覚えるとは想像すらしていなかった。

でも、こうやって輪の中に入れてもらって、温かみのある生活を送ることができていることに感謝しています。

そして今、下田のおじさん邸の2階より棚田の風景を見ながらこの記事を書いています。

「おーい、昼飯だぞ〜」と言うので降りていくと、カレーと豚汁が用意されていました。
一緒に食べながら世間話。

――引っ越してきて約3か月、全てが順風満帆ではないけれど。

仕事のこともそうですが、まずはこの地域に根ざせるかが最重要課題。
「地域に根ざす」ことを大切に、次のステップに進んでいきたいと思います。







最後までお読みいただきありがとうございました! 少しでも三条市での暮らしに興味をお持ちいただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください😊