三条市に移住して1年。 地域の子ども達と接して変わった私の立ち位置。
こんにちは。
昨年末に神奈川県横浜市から移住をした、地域おこし協力隊スポーツ班(フットバッグ)の石田紗枝子です。
前回記事を掲載していただいたのが8月でした。
あれから4ヶ月、私がしてきた活動のお話をします。
1.写真アート教室
まずは、「手作りの海の世界で写真を撮ろう!〜海の生き物&探検ずかんづくり〜」を移住支援班の田中さんと一緒に行いました。
これは、小学生対象に写真を撮る楽しさを身近に感じてもらいたい、撮るだけではなくそこから図鑑を作ることにより、ものづくりの楽しさも知ってもらうことを目的に開催しました。
すぐに撮影したものが出てくるインスタントカメラを使用しました。
3色のカラーフィルターも用意し、子どもたちが写真の色の変化を楽しめるよう工夫しました。
撮影することと図鑑をつくることがメインでしたので、海自体は先にほぼ完成させておいて、魚の切り抜きに色を塗り、海の生き物を自由に描いて貼ってもらいました。
様々な素材のものを使い、カラフルでとってもかわいい海の世界が出来上がりました。
次は、撮影です。
海の生き物やお友達、お友達に自分を撮影してもらったり、1人10枚ずつ撮りました。
この「撮影」、個性があり、パシャパシャと写りを確認せずにあっという間に10枚撮り終わる子もいれば、1枚ずつしっかり確認して時間をかけて撮る子もいて、見ていてとても微笑ましかったです。
撮影が終わったらいよいよ、図鑑づくりです。
蛇腹にしたクラフト紙に、先程撮影した写真をレイアウト。
シールやイラストを描いて完成です。
今回参加してくれた子どもたちは、前回私たちが開催したコラージュアート教室の経験もあり、つくることにとても積極的で使えるかもといろいろな素材を持ってきてくれました。
こんなにも意欲的な子どもたちがいるので、こういったイベントがどんどんできればと思います。
「楽しかった!」「ここに住みたい!」「一生やっていたい!」と、嬉しい言葉が聞こえ、わたしの仕事への大きな糧になりました。
2.小学校巡回指導
スポーツ班(フットバッグ)としては、夫の石田太志と共に三条市立長沢小学校の1〜5年生を対象にフットバッグとサッカーの指導を行いました。
長沢小学校では昨年から巡回指導を行っており、進級した子どもたちは覚えてくれたフットバッグやサッカーに対する意欲がとても高かったです。
授業の時間になると子ども達は整列し、挨拶から始まります。
分かりやすく、学年によって話す内容を変え、各学年の良い部分を他学年に伝えていました。
その後は体操担当の子達が前に出てきて全員で準備体操を始めます。
この時おもしろい発見がありました。
低学年の方がとても元気に発声しながら体操を行いますが、高学年になるにつれて静かになります。低学年の良いところを高学年の子ども達に伝えました。
そしていよいよ、フットバッグやサッカーを始めます。
体育の授業というとサッカーが主流だと思いますが、こうしてフットバッグも採用していただいていることはとてもありがたくうれしく思います。
授業でフットバッグを採用していただいたところはまだまだ少なく、神奈川県横浜市の小学校に続き2校目です。今後も三条市内の様々な小学校でフットバッグを採用していただけるとうれしいです。
また、サッカー指導に関しても、石田太志自身は小学校1年生から高校3年生までプロを目指し12年間打ち込んでいたので問題なく子ども達にサッカーを教えることができます。
上手くなってもらうことも重要ですが、子ども達はサッカークラブに通っていない子がほとんどでレベルも様々なので、まずはサッカーやフットバッグを「楽しい!」と思ってもらうことを一番に考えています。
私自身もできる限り、体育の授業が円滑に進むように石田が行っている授業の進行状況を見て次のプログラムの準備を行い、写真撮影をしています。
子ども達が楽しんでいる姿は見ていてとてもうれしくなります。
フットバッグが子ども達に新鮮なものであるように、私たちが活動を継続することで様々な新しいことを見つけるきっかけになってもらいたいなと思います。
地域おこし協力隊になった時、「フットバッグで地域おこし」と考えていましたが、今ではスポーツの枠を越え他の班の方々と一緒にイベントを企画し活動もしています。
自分の考え方や人との出会いで、新たな世界を発見できるんだと実感しました。
これからも人を大切に活動の幅を広げていきたいです。
【三条市地域おこし協力隊活動ファイル#81】