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ふるさと納税による変化~本物だけを届ける老舗金物卸問屋 馬場長金物編~

こんにちは。私たちは令和4年度三条市新規採用職員です。
今回は三条市の魅力体験研修で聞けたお話紹介第3弾!

「馬場長金物」編です!

他の魅力体感研修記事については、こちらからご覧ください。

第1弾「小林農園」編

第2弾「福顔酒造」編

1.馬場長金物株式会社について

古くから、「金物の町」として栄えてきた三条市。
その「金物の町」で馬場長金物株式会社(以下、馬場長金物)は、1890年から卸売業を営んできました。

現在の馬場眞樹社長で4代目となる馬場長金物は創業以来、消費者へ「本物の製品」を届けたいという想いから自らメーカーへ足を運び、観て、聞いて、使ってみることで質のいい商品のみを取り扱い、商品に高付加価値を付けて他社との差別化を図り続けてきました。

令和3年9月から返礼品提供を開始し、ふるさと納税サイトの鉈部門で売り上げ上位になっている「多喜火鉈(たきびなた)」も、その取り組みの中で生まれた商品です。

馬場長金物ではこの「多喜火鉈」の「BABACHO」をはじめとする3つのオリジナルブランドを立ち上げるなど、差別化を図りながら、数多くの商品を取り扱っています。

2.馬場社長にお話を伺いました

「多喜火鉈のアイデアはどこから思いつきましたか?」

「妻と共通の趣味、接点を持ちたくて一緒にキャンプを始めたんです。
最初はデイキャンプでコーヒーを飲む程度だったんですが、妻が焼きマシュマロを食べたいというので焚火をやろうとしたら使いやすい鉈がなくて・・・。ないなら作ってしまえと作ったのが、たまたまヒットしたんです。」

少し照れながら、意外な大ヒット商品の誕生エピソードを教えてくれました。

製造する際には、やはりオール三条で本当にいいものを作りたいというこだわりから、市内企業の五十嵐刃物工業、関川木工所と協力して開発。

コンパクトで事故が起きにくく安全で使いやすい形がキャンプ好きにはもちろん、ファミリー層にも子供が使いやすいと受け入れられ大ヒットにつながりました。

この商品の大ヒットには、馬場長金物で経理を担当している奥様も大変喜んでくれたそうです。


「ふるさと納税ってなに?」

続いてふるさと納税に関するお話を伺いました。
市から令和3年8月に返礼品提供依頼を受けたときは「ふるさと納税ってなに?」という状態だったそうですが、説明を受けとりあえずやってみようと開始。

実際に返礼品提供を開始すると、令和3年9月から令和4年6月末までで約400本(多喜火鉈 110mm)の申し込みがあり、大ヒット商品となりました。

「予想以上の売れ行きで素直にうれしかったが、それ以上に今まで納めるだけだった税金が自分の商品で集める側となり、市を盛り上げられる喜びを感じました。また、返礼品に採用されることは地域の代表になるということで、自分自身の意識も変わりました。」

売り上げによる経営上の変化よりも、モチベーション等気持ちの面での変化が大きかったそうです。

三条市をもっと有名に!

「今回の多喜火鉈のように、三条市にはあらゆるモノを具現化する力がある。底力がある。今後は特に若い人に積極的にチャレンジしてもらい、三条市を活気のある街に変えていき全国的に有名な市にしたい」

「ふるさと納税で自社製品を手に取っていただいた皆様や三条市民に伝えたいことはありますか?」と伺ったところ、このような熱い想いを語ってくださいました。

さらに、

「三条のブランド、シンボルマークがあるといいですよね。我々のような中小企業ではブランド力が足りず見向きすらしてもらえない時もあるので、市がいいものと認定した商品だけつけられるマークなんかあれば、市内の中小企業のチャンスが増えるし、市としても全国に対してPRでき、三条市のブランディングにつながるんじゃないかな」

と、具体的なアイデアまでご提供いただきました。

自社製品により増加した税収の使い道については、

「公共の福祉など基本的なところにも力を入れてほしいが、イベント等、PRできる場を積極的に設けるなど職人に対する支援にも活用していただきたい」

と、コメントをいただきました。

3.おわりに

今回馬場社長のお話をお聞きして、三条を有名にしたいという強い熱意と、奥さん想いの優しい人柄がとても印象的でした。

とにかく使いやすい、本当にいい商品を届けたいとの想いからオール三条で作られた「多喜火鉈」をはじめとする、馬場長金物の取り扱い製品の数々をぜひ一度手に取ってみてください!!

また、馬場長金物の「多喜火鉈」などは三条市のふるさと納税返礼品として採用されています。ぜひ三条市のふるさと納税にご寄付をお願いします。

4.魅力体感研修を通して

「小林農園」、「福顔酒造」、「馬場長金物」に訪問させていただき、お話を伺うことができました。お忙しい中、本研修にご協力いただいたこと、改めてこの場を借りて感謝申し上げます。

共通して最も印象的だったことは、三条市をもっと活気づけたい、全国的に有名にしたいという熱意です。

三条市の経済は、こうした熱意とやる気に満ち溢れる地元企業の皆様に支えられていることを実感し、我々新規採用職員もさらに三条市を想い、熱意をもって仕事に向き合わなければならないと考えさせられました。

三条市職員としての経験を積み重ねながら、こうした市内で頑張っている皆様が、さらにご活躍できるようなまちを目指して、その活動を応援できるような自治体となれるよう努めていきたいと思います。

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