「3年の任期満了を迎える協力隊員が語る、得たものと託す想い」
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「3年の任期満了を迎える協力隊員が語る、得たものと託す想い」

こんにちは。三条市下田地域で活動している地域おこし協力隊「教育チーム」の「井上佳純」です。今回はまもなく3年の任期満了を迎える私が活動の総括として思いの丈をぶつけます。

1. 3年間で得た3つのスキル

私が協力隊として行ってきた活動については以前書いた記事をご覧ください!

○県内初3人制プロバスケットボールチーム「SANJO BEATERS.EXE」の立ち上げと運営

今年で3年目を迎えるSANJO BEATERS.EXE

○下田地域の小中学校との連携事業(出張授業や学校行事ボランティアの参加)

○年間を通した子ども向けイベントの企画運営

その他、地域資源の活用と社会課題の解決をテーマに防災×キャンプ「ASOBISAI CAMP 2021」の企画運営に取り組み、地元企業とタッグを組んだ活動にもチャレンジしました。
また、対外的な活動だけでなく、組織内の改革や居住集落での活動にも取り組んだことでいままでのキャリアにはない経験を積むことができました。

そんな私がこの3年間で得たスキルを発表します。

第1位:実行力 [★★★★★]
着任当初のプロスポーツチームを立ち上げる任務を遂行したことにより、全く経験のないことを実行する力が開花。インプットとアウトプットを並行して行うことで、よりスピーディーに物事を進められるようになり、マルチタスク能力も向上した。
ひとつひとつ形にすることで自信を得て、「できることよりできないことがやりたい」がモットーに。

第2位:周囲巻き込み力 [★★★★]
地域の協力なくして成功なし。仲間の支えなくして実現なし。「やりたいことはたくさんあるのに自分の力だけではどうしようもない」と、地域の方と仲間を巻き込みながらすべてのプロジェクトを進めた。着任前に持っていた小さなプライド“強がり”を捨て、「助けてください!」「一緒にやりませんか?」というスタンスを獲得。
この場を借りて私に巻き込まれた方々に感謝申し上げます!

第3位:自分を信じる力 [★★★]
前職が同じ人はひとりもいないというくらい多様なメンバーが集まっている下田の協力隊。それぞれの得意不得意、価値観、信念があるなかで一緒に活動していくことは正直なところ困難も伴う。自分と周りを比べるとネガティブな方向へ流れてしまうこともあるが、「わたしはわたし」と自分の軸をぐっと持ちながら仕事をすることができた。
どんなときも自分を信じられるようさらに鍛錬していく。

番外編:料理の腕
ここ2年程はコロナ禍の影響で外食をかなり控えることになった。ありがたいことに近所の方から季節ごとの食材をいただくことが増えたため、おいしく食べるための料理に注力。近所の方から教わる旬な食べ方を始め、You Tubeを活用したところ格段に料理の腕前が上がった。現在の得意料理は麻婆豆腐。
年末に向けては新潟の郷土料理「のっぺ」にも挑戦してみたい。

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イベントでのひとこま。

2. 協力隊を受け入れている地域のみなさんへ

全国で1,065もの自治体が約5,500人の協力隊を受け入れてくださっています。肩書きはみんな同じ「地域おこし協力隊」ですが、北は北海道から南は沖縄まで、気候も特産品も異なる地域で活動しています。つまり、地域の数だけ、人の数だけ「協力隊」があると思うのです。

私の所属先は自分のスキルや経験を地域活性につなげるフリーミッション型ですが、すでにやってほしい仕事内容が決まっているミッション型や1つの集落に配属されてその地域の課題を解決する集落型など、制度が始まった当初より活動スタイルも多様化しています。

もしこれを読んでくださっている方の地域にも協力隊がやってきたら(もしくはすでに活動していたら)まずその人自身に興味をもっていただけると嬉しいです!
協力隊になった経緯や今後どのような活動をするのかといったことももちろんですが、「趣味は何か」とか「どんな食べ物が好きか」とか他愛のない話が大切なんだと3年間過ごして感じています。

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ここが私のアナザースカイ的な1枚。

実際、私の住んでいる集落にヨソモノに対しても分け隔てなく接してくれる社交的な方がいて、その方から徐々に輪が広がり、私や協力隊の存在を認知してもらえるようになりました。いまではごはんに連れて行ってもらったり、「困ったことがあればいつでも言いな」と気にかけてくださったり。シャイな県民性でありながらヨソモノを“見守ってくれている”ことにただただ感謝するばかりです。

新しく来る隊員は食べるものにいちいち感動したり、景色に魅了されたりしますが、お世辞ではなく心からそう思っています。地域のみなさんが“当たり前”と感じるすべてのものが私たちにとっては“素敵なもの”なのです。

3. 現役協力隊員のみなさんへ

現役隊員のみなさんも自分の地域に必ずいるであろう「世話好き」の方を探してみてください。そこから生活や仕事の道が開けていくと思います。どんな形態の協力隊であれ、地域の方の力は必要不可欠です。時にはぶつかることもあるかもしれません。そもそも言葉がわからず、意思疎通が難しいかもしれません(実際これはよくあります笑)。

ですが、その地域に住んでいる人はその地域を「もっと良くしたい」と思っている人を必ず応援してくれます。生まれ育った環境も年齢も経歴も、本当に何もかも違うので“分かり合えない”ことから始まります。だからこそ地域の未来について対等に対話を重ねることが重要です。私も今後どのような形になるかわかりませんが、下田地域に関わっていけたらいいなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました! 少しでも三条市での暮らしに興味をお持ちいただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください😊

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田舎でも都会でもなく”ちょうどいい”かんじの新潟県三条市。金属加工技術に長けたものづくりのまちで、大型スーパーや娯楽施設等がそろう市街地から車を30分走らせると、気軽に海にも山にも行けます。新潟県のまんなかに位置する人口約9万5千人の地方都市からマチ・ヒト・コトをお届けします。