こんにちは！三条市商工課商工係です。
これまで、就職や起業について三条市で行っている支援をいくつか紹介してきました。

今回は、「女性が働く」をテーマに開催したセミナーを紹介します。

女性のための働き方セミナー

女性が働く上で、結婚、出産、子育て、ジェンダーギャップ等々・・・不安や壁を感じたことがあるのではないでしょうか。このセミナーでは、「私らしさ」をキーワードに、働くことを考えます。

講師には、武田 修美さんをお迎えしました。代表を務める株式会社MGNETは、働くスタッフのうち７割以上が女性です。（なんと今回、講師以外のセミナーの運営スタッフは全員女性でした。）

セミナーの内容は？

そもそも働くって何？やりたいことって何？自分らしくってどういうこと？という議題を全４回の講義、参加者同士のグループワークを通して考えていきました。

具体的には次のとおり

1. 講義「私らしく働く」
   対談　株式会社MGNET　武田 修美さん×三条市長　滝沢亮

2. 講義「わたしらしさとしてのデザイン」

3. ワーク「私らしい働き方を考える」

4. 講義「私らしさとは」

「活躍する女性が多い街が素敵なまち」

講師の武田さんは「活躍する女性が多い街が素敵なまち」と、おっしゃっていました。もちろん、「活躍する」の言葉にはさまざまな場が含まれていますが、今回は働くことにフォーカスを当てて考えていきます。

グループワークでは、私たちスタッフもグループに入って一緒に考えましたが、働き始めてから、改めて自分らしさ、やりたいことを考える機会はなかなか無いので、すごく考えさせられました。
自分は何をしたくて、それはどういう手段ですると達成できて、どうやったらお金になるのか・・・（自分らしく働くって難しすぎない？？？）と内心思いながらも他の参加者のお話を聞いて、とても刺激を受けました。

「何か困難なことが生じても、それは生きている証拠」

また、第２回講座では、新潟県出身のグラフィックデザイナー TE KIOSK代表　村手 景子さんにも講師としてご登壇いただき、ご自身の半生やキャリアについてお話していただきました。

「何か困難なことが生じても、それは生きている証拠」という村手さんの言葉が強くに印象に残っています。

起業を考える最初の１歩目として、このセミナーに参加されている方もいらっしゃいました。改めて、自分のやりたいことと、それを達成するための手段などを整理する機会になったとのことでした。

文字どおり、自分で事業を起こす「起業」ですが、「自分のやりたいことができる。」「自分の働きたい体系で働ける。」など、意外と自分の時間を持ちやすいというメリットもあります。

「子どもが生まれたから仕事を辞める」ではなく、「子どもが生まれたから家で仕事をする」という考え方が選択肢にある今、今後の働き方を考えるいい機会になったとのお声もいただきました。

今回のセミナーに多くの女性から参加いただいている三条市は、既に「素敵なまち」になりつつあるのかもしれません。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

おわりに

商工課では、働き方や起業についてのセミナーを開催している他、それらのご相談をお受けし、市の就労支援相談室や三条商工会議所の相談窓口などの専門家へ相談をお繋ぎすることができます。
本セミナーでも、セミナー終了後の個別相談を行い、今まさに２歩目、３歩目を歩き出している方もいます。

移住して来て、新しい環境で、これからどんな働き方・過ごし方をするのがよいのだろう？周りに相談する人がいない！など、お困りの際は、ぜひ商工課にお声がけください。