見出し画像

自分らしく働き、遊ぶ。三条で多様な生き方をする20代をインタビュー

ここ数年、若手の活躍が目立つ三条市。とりわけ一ノ木戸商店街の拠点「TREE」では20代を中心とした情報交換が盛んに行われており、人と人がつながり化学反応を起こし、新たなビジネスやサービス、イベントなどが日々誕生しています。

そんな三条市で活動する若手プレイヤーたちにはどんな人がいるのでしょうか? 今回はTREEの代表取締役の中川裕稀さん、そしてTREEメンバーであり「自分らしく働く」を実現している20代3人にインタビューしてみました。


TREEが作る「プレイヤーの輪」

一ノ木戸商店街にある拠点TREEは、ハンバーガーやコーヒーを提供していますが、単なる飲食店ではありません。「まちを面白くする若手のプレイヤー」を集め、起業などやりたいことのスタートアップを支援しています。

「起業というとハードルを高く感じてしまうものです。でもTREEのメンバーに相談すれば、誰かしらのモデルケースがあります。『意外と簡単にできるかも』と思えるんです」

そう語るのは、TREE代表の中川裕稀さんです。現在TREEには約20名のメンバーが所属し、各々が自由なペースで活動をしています。メンバーの関わり方は実に多様で、週1回ほど店舗での接客を担当する人もいれば、月に数回だけの参加という人も。店内にあるハンドメイド作家向けの棚貸しスペースで作品を販売するクリエイターもいます。「店を開きたい」「作品を販売したい」「イベントを主催したい」など、様々なやりたいことを持つ若者たちが集まっているのです。

中川裕稀さん

実際、この10年ほどで一ノ木戸商店街には新しい店が16店舗増えました。これらの開業はTREEのサポートあってこそです。

中川さんは「地方だからこそ若手が活躍しやすい」と断言します。「地方では少子高齢化で若者が歓迎されるんです。特に三条市は新しい挑戦を歓迎してくれます。提案が通りやすく、まちを自分たちで変えていけるのでやりがいがありますよ」

いま三条では「このまちで何かを始めたい」と考え行動するプレイヤーが増えています。そして、その輪が広がり、やりたいことを実現しやすい土壌がととのってきています。

【CASE1】新潟出張フォトグラファー 永島さん

三条市出身の永島実樹さん(29歳)は、新潟出張フォトグラファーとして活動しています。元々は保育士として5年間勤務していましたが、TREEとの出会いが人生を大きく変えました。

永島実樹さん

転機は6年前、TREEの代表・中川さんと出会い、趣味だったカメラでイベント撮影を任されるようになります。その後、中川さんの結婚写真の撮影をきっかけに「人のために写真を撮る喜び」に目覚め、2020年にフォトグラファーとして独立を果たしました。

ところが、起業直後にコロナ禍に。対面撮影が難しい状況のなか、「何かできないか」とインスタグラムで新潟県の魅力が伝わる写真を発信したところ、たった半年間でフォロワーが3万人を超えて注目を集めました。現在は、ウエディングや家族の記念撮影などを中心に活躍しています。

永島実樹さんが運営するインスタ

「TREEがなければ今の自分はありません」と永島さん。TREEを「新しい風が常に入ってくる場所」と語り、「ここを拠点に、写真を通じて人と人との新しいつながりを生み出していきたいです」と語ってくれました。

Instagram >> 新潟県出張フォトグラファー / Nagashima miki

【CASE2】タコス専門店「salud!salud!」店長 寺田ゆたかさん

静岡県出身の寺田ゆたかさん(23歳)は、ニュージーランドとオーストラリアで2年間を過ごし、レストランやビストロで料理人として経験を積んできました。

寺田ゆたかさん

2024年7月の帰国後、「自分で商売をしたい」という強い思いを胸に新天地を探していた寺田さん。「住んだことのない場所で挑戦したい」という思いから、インターネットで移住先を探していたところ、三条市の情報に出会います。「県外からの移住者が多い」「若い世代の活動が活発」という特徴に惹かれ、まずは1泊2日の移住体験をすることに。初めて訪れた三条市の商店街にて地域の人たちと話をするなかで、若手の新しいチャレンジに前向きな雰囲気から「ここに住んでみたい」と直感したといいます。

そして移住体験からわずか1ヶ月後、地域おこし協力隊として三条市での新生活をスタートさせました。現在は協力隊事業として、TREEのサポートを受けながらタコス専門店の運営にチャレンジしています。「新潟ではまだめずらしいタコスで勝負したい」と意気込む寺田さん。持ち前の愛嬌を武器に、お客さんに愛されるお店をつくりあげています。

Instagram >> サルーサルー!

お店でいただけるタコス

【CASE3】シンガーソングライター 千央さん

テレビCMなどで注目を集めるシンガーソングライター・千央さん(25歳)。アコースティックギターとキーボードを操る弾き語りアーティストとして、地元を拠点に音楽活動をしています。

千央さん

千央さんは三条市内の高校を卒業後、新潟市の音楽専門学校に進学。在学中から弾き語り活動を始めています。「地元は好きだけど、この先どう生きていこうか」そう悩んでいたときにTREEのスタッフ募集に目が止まり、縁を感じてすぐに応募したといいます。

TREEで主に担当したのは接客です。「もともと人と話すのは好きでしたが、深く関わることは避けていました」という千央さん。しかし、当時の店長の、誰にでもフラットに接しながらも温かい接客スタイルに感銘を受け、お客さん一人ひとりに合わせた関わり方を意識するようになったといいます。この経験は現在の仕事でも活きており、ライブで歌を披露する際にお客さんの表情をよく観察できるようになったそうです。

ライブをする千央さん

さらにTREEにて「生涯の仲間に出会えたこと」も財産だと話します。このまちと人が大好きという思いから地元に根を張ることに決めました。今後もライブ活動を続けながら、三条のプレイヤーとして走り続けます。

「わたしも何かに挑戦してみたい」という方お待ちしています!

いかがでしたでしょうか? 今回紹介した3人以外にも、三条市には「やりたいこと」を実現する若手プレイヤーたちがたくさんいます。「わたしも何かに挑戦してみたい」と漠然とでも思っている方は、三条市の地域おこし協力隊として関わっていくのもおすすめです。詳しくはこちらの地域おこし協力隊募集ページをご覧ください。


移住は三条移住コンシェルジュに相談ください

移住の体験案内しています

三条市の空き家・空き地について

三条市の移住者インタビュー



最後までお読みいただきありがとうございます! 少しでも三条市での暮らしに興味をお持ちいただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください。