自らの幅を広げて地域と共に
こんにちは。
下田地域で活動中の地域おこし協力隊「スポーツ班バスケットボールチーム」の「鈴森風土(スズモリカザト)」です。
SANJO BEATERS(サンジョウビーターズ)のトレーナー・協力隊員として今年3月に就任しました。
主に選手の強化を担当しています。
他のバスケットボールチームの方々がBEATERSについては書いてくださっているので近況だけ報告させていただきます。
1.SANJO BEATERS近況
7月4日のPREMIERE Round4栃木大会では、UTSUNOMIYA BREX.EXEに決勝で惜しくも敗れ、準優勝となりました。
栃木大会決勝戦
2.昆虫食の話
協力隊としては少し変わったことに挑戦しています。
それは昆虫食です。
現在日本でも多少聞くようになり、良品計画(無印良品)や大学も参入してきています。
私が現在行なっているのは、昆虫食ではポピュラーなコオロギの飼育・繁殖です。
まだまだたいしたことは出来ていませんが、行なっていることを紹介します。
まず様々なサイズのコオロギを購入しました。次にどのように飼育していけば良いのかを考え、巣はどの素材でどうすればいいのか、床材は使うのか、餌の配分はどうなのか、水分補給はどうするかなど様々な要素があり試行錯誤しながら行ないました。
ほぼ役目を終えて寿命が近い成虫コオロギ
結果、違うサイズのコオロギでも飼育自体は問題なく行えましたが、統一した方が産卵の時期や、飼育の手間が圧倒的に楽でした。
現在は大半が役目を終えて次の世代へと移行しています。
水を飲んでいる孵化後1週間ほどのコオロギ
数がどんどん増えていくにつれて試していくことも増えるので、今後は様々な方法でどうしたら美味しくなるのか、受け入れられるのかを観察・研究していきます。
まずはコオロギの飼育をベースとし、ゆくゆくは様々な種類の昆虫を一般にすんなりと受け入れられることを目指し飼育・繁殖を行なっていく予定です。
環境を考えた昆虫食。現在流通の多い牛肉、豚肉、鶏肉などは肉1kg当りで計算するととても多くの飼料と二酸化炭素を排出しています。
飢餓を減らし、豊かさを守り、環境と共に生きるというSDGsの理念にも基づいており、少しでも社会貢献が出来ればと考えています。
3.養蜂の話
昆虫食の関連でスタートした養蜂。蜂の子や蜂蜜など余すことなく使うことが出来ます。
ミツバチにはセイヨウミツバチとニホンミツバチがいますが、私がやるのはニホンミツバチです。
普段店先に並んでいる蜜のほとんどはセイヨウミツバチの蜜になります。
セイヨウミツバチは管理の大変さはあるものの、ニホンミツバチに比べて群数や採蜜量が非常に多いのが特徴です。
ニホンミツバチの管理自体は楽ですが、山からしか集めることが出来ず、環境が気にくわないとすぐに逃げ出してしまいます。
ニホンミツバチの蜂蜜は基本的に百花蜂蜜といいレンゲや山々の花など様々な種類から集めます。
対してセイヨウミツバチは特定の花から蜜を採取するため、その花の名前が商品名になったりします。
日本で流通している蜂蜜の90%は外国産であり、残り10%の内ニホンミツバチの蜂蜜は1%となっています。つまり、流通しているニホンミツバチの蜂蜜は0.1%しかありません。
しかし、この環境でせっかくやるのならばニホンミツバチでやってみようということでニホンミツバチになりました。
作成途中の養蜂箱
耕作放棄地を整地し、自分たちで蜜源を増やし、安全で安心、環境にも優しい食を育んでいくことを目指し、地域貢献や環境と共に生きることを理念として今後も活動を続けていきます。
【三条市地域おこし協力隊活動ファイル#36】