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初めまして、こんにちは!永井です!

はじめまして!3月1日より着任いたしました、一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクト所属(以下「空活燕三条」)、地域おこし協力隊の永井桃子です。

ざっくりと私のことを紹介させていただきます。
今年、小学校1年生になった娘と一緒に移住してきました。
地域おこし協力隊として三-Me.(ミー)※ の運営と空き家活用のお仕事をさせていただきます。
※一ノ木戸商店街にある複合交流拠点、シェアテナント、ゲストハウス、シェアキッチンが入っています。(三条市神明町5−3)


最近の私は空き家の有効活用の方法、まちづくり、移住へのお手伝いなど、どうすれば入り口がひろーくなるかな、と考えています。

空き家問題もまちづくりも移住も、まずは入りやすい入り口とその後は皆さんが目指すゴールへの道順を提示することが大事だと私は思っています。
なので、まず今後は入り口となるこの「空活燕三条」をもっと広めていきたいと思っています。
周りの皆さんに迷惑かけっぱなしな私ですがどうぞよろしくお願いいたします!
では、3月に着任してからの活動をご紹介します。



協力隊マルシェ

着任早々のビッグイベント!
3月3日のまちやまでの協力隊マルシェ
前日の朝から、皆さんと搬入・組み立て作業
運んでいる時は、これは一体どうなるんだ?と思いながらみんなで搬入・組み立て

全てが組み終わったあとの会場の景色、とてもジーンとくるものがありました。
それぞれの協力隊ごとに作ったお店のデザイン、夕方の町にいるような、ノスタルジーな気持ちを沸き起こすライトアップ。
これが昭和レトロ!!
昭和の世界を知らないような世代でもなんだか懐かしい気持ちになれる世界観、とてもワクワク。
実際当日に来場されたお客様にも「懐かしいな、子供のころに戻ったみたいだよ」とお声をかけていただき、みんなで作り上げたものが地域の人の気持ちに作用する。
協力隊各々で、やってることは違えど、三条に何か楽しいことを、誰かのためになることを、という気持ちでみんなが楽しんで頑張っている景色は最高でした。

「空活燕三条」として、空き家からでた古物の販売と空き家相談窓口を出店させていただきました。
古物のかわいさ、レトロさに誘われて足を運んでくださる方もちらほらと!
空き家のご相談にも二組来てくださいました。
実際、なんとなく空き家を活用したい、話を聞きたいと思っていても場がなかったり、どこに相談したらいいの?などで止まってしまうこと多いかなぁ、と思うのでひらけた場所でこういった機会があるのはとてもいいことなので、これからもこういった気軽に空き家活用の世界に触れられる場を増やしていきたいです。


アメリカヤ

3/18〜3/19と山梨県・長野県へ視察に行ってきました。
今回の視察は、他県の空き家活用や古材の利活用がうまくいっている地域がどのように空き家や古材を利用した活動しているのかを知ることにより、得たものを「空活燕三条」にも取り入れ、空き家利活用を今まで以上に更に広め、向上させていくのが視察の目的です。

山梨県韮崎市にある、アメリカヤ。古いからこそ生きるもの、新しい機能を持った今の時代に必要なもの。

どちらもとても魅力的な合わせ方をされていました。
床や天井、手すりはそのままの素材や古材を利用され、壁は新しいものに変わっていました。
私、ど素人なので自分的な発見があったんですけど、古材の古い木の色味や質感と真っ白い壁ってとても合うということに気づいたんです!すんごい映える!
味のある階段の手すり、またこの螺旋状の階段を真ん中から覗くとワクワク感。

ワクワクしません?

人をワクワクさせる空間作りにしっかりとハマっていました。
アメリカヤの建物内だけではなく、街全体が歩いて楽しめる作りになっていました。

店外前にある街歩きマップ
道を挟んで前にあるアメリカヤ横丁
こちらも空きアパートや空き家を利用して作られたものでした。

韮崎市の街歩きマップ

商店街にはやはり空き家を活用した店舗がちらほら
なんだかワクワクする隠し通路も
長く頑張っているお店の老舗の雰囲気も最高
新しく入ってきたものと、ずっとあるものが喧嘩せずマッチしている街でした。
街歩きマップはやっぱ欲しいよねー作ろう!と車内で三-Me.にどう反映させていくかと談義も有りました。

次に向かったのが、

ReBuilding Center JAPAN

古材の数が膨大。そしてとても丁寧に整頓されていました。
『人』のことをとてもよく考えられているなと感じました。
古材を渡す側の気持ち、古材を買いに来た人の気持ち、この仕事をしていきたいと思う人の気持ち

大事に扱われていたら古材を渡した側はとても嬉しいはず。
また、買い取った古材はきちんと値段をつけて売る、ということを徹底されているそう。
そうでないとせっかくレスキューしたのに売れずに結局捨てることになってしまうから。
レスキューしたものはきちんと誰かの手に渡り、また役目をもらう。そこで初めて、古材を渡した人も古材もきちんとレスキューされる。
古材を買いに来た人は、あの空間の居心地の良さにびっくりするのではないかなぁ、と思いました。
子供連れのお客さんが多いからか、1Fのカフェと2Fの古材コーナーにキッズスペースが用意されており、そのキッズスペースはマクドナルドのキッズスペースを意識して作られたとお聞きしました。​​思い出すと子供の頃のマクドナルドの遊び場は夢の場所でしたし、親にとっても手を離していられるいい時間になっていたと思う。
実際同行した娘は​​カフェのキッズスペースに夢中になっていましたし、私も楽しんでいました。これもまたレスキューなのかと。
レスキューの仕事をしたい、という人たちが集まっている。
その人たちに向けた講座があり、このレスキューを世界に広める。地球がよくなる。
全てにおいて誰かだけが満足する、ということがないようになっている空間かなと感じました。

そして、りんごの木箱から作られた積み上げても並べても遊べるおもちゃをレスキューしてきました。

やったーナイスレスキュー

そして、宿泊先の善光寺へは歩いていける距離にある。
なんとも立地が良い。

1166backpackers


各々のペースで楽しめる空間と場所作りでした。
築90年以上の元クリーニング屋さんの空き店舗を活用されたゲストハウス
元店舗ということもあり、正面の大きな窓と入りやすい出入り口
ゲストハウスの空間は、目が楽しい!!

壁にある街歩きマップ。スタッフさんの自己紹介。店内に溢れるほどある長野や周辺情報のチラシや書物
一人でも誰かとでも楽しく過ごせるおもちゃや仕組みがたっくさん
なんと楽しいところだろうとびっくりしました。
私は三-Me.にいるくせにゲストハウスというものが初めてだったのです!!
こんなに楽しいのかゲストハウス!!
その場で出会った誰かと楽しむのもよし、一人でこっそりワクワクしてその日を、街を、楽しむのもよし。
それぞれが心地よい時間を過ごせる空間と雰囲気とスタッフさんがとても素敵でした。
この目が楽しい空間を三-Me.にも取り入れたいなぁと考え、ワクワクしながらその日は寝ました。
やはりみんなも同じことを思っていたようで視察の次の週には早速目が楽しい仕組みを取り入れました!入り口のガラスが可愛くなっております!

そして最終日の、

アールデポ見学と街歩き

長野の空き家の活用法に多いそうで、割と外壁など雰囲気のあるものはそのままで、建具を変えることによって見た目の印象がガラリと変わる。
扉の色味を可愛い色に変えたり、窓を新しいものに変えると、それだけでもなんだかとてもかわいいんですよねぇ。不思議です。

建具で見た目の印象を変えて、外装はあまりいじらずに、内装をしっかりとさせることで築年数のある建物でも安心して過ごせるようになっているようです。
この可愛さなら空き家にも惹かれるよなぁと思いながら善光寺の周辺をぐるりと歩きました。
空き家が元気に生きている街、すごい。
しかし、ここまでにするのはとても大変だっただろうなぁと、「空活燕三条」着任したての私はシンプルに思いましたが、アールデポの倉石さんは面白い空き家を見るのが楽しい、ワクワクすると話していらしたのも思い出しました。
空き家を見て、どんな風に利活用しようか、どんな人がここを使いたいのか、そしてどんな街になって行くのか。
いろんなことに思いを馳せてワクワク想像しながら空き家巡りをされているのだろうと考えていました。
ずっと先のワクワクまでを見据えた空き活、私もやっていきたいので、倉石さんを真似して三条市の空き家のスクラップブックを作ることにしました。
少しずつ増やして、三-Me.に置いておこうと思います!
三-Me.のお楽しみコンテンツのひとつになればいいなと思います。

視察に行って、私なりに得て今後生かして行きたいと思うことは空き家と古材の魅せ方と次の誰かへの繋ぎ方です。
お邪魔させていただいたどのお店も街もとても素敵な利活用をされていて、古さのよさがとても生きているなと感じておりました。
今回の視察で得たものを参考に今後、三-Me.では古材の販売にも力を入れていくことになっています!
わたしが行っていく空き家活用や三-Me.でもそのように利活用ならではの良さを魅せて、興味を持ってくださった方にちゃんとお伝えできたらと思います。
そしてまだまだ空き家のことをよくわかっていない私ですが、空き家になる前の空き家対策にも取り組んでいきたいと思っております。
大事に住んできたお家を、次の誰かに大事にしてもらう。
そんな風に誰かの大事を、大切に繋いでいきたいと思っています。
皆さん、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

\毎月第2水曜日、「空き家・移住の日」!/
三条市神明町5-3 三-Me.にて15時から開催しています。
空き家や移住に関する、お悩み、ご相談に是非お越しください!

【一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクト】
WEBページ:https://tsubamesanjo-akiya.jp/
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X(旧Twitter):https://twitter.com/tsubasan_akiya

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