「点と点を結び、まちを動かす」地域コーディネーターの仕事をしてみませんか?(地域おこし協力隊募集)
金属加工業の盛んな「ものづくりのまち」として知られる新潟県三条市。その魅力はものづくりだけにとどまりません。かつては信濃川と五十嵐川が合流する港町として栄えた歴史を持ち、まちの人たちの交流と協力の精神が深く根付いています。
特徴的なのは、三条人の"協力を惜しまない"気質です(言い方を変えると、ちょっとお節介な気質だともいえます)。
たとえば、誰かが「お店を開いてみたい!」と宣言したならば、「それ面白そうだね」「協力するよ」という前向きな声が自然と集まり、新しいことへのチャレンジを後押しする土壌があります。また、ものづくり技術の集積地という特性から、市内外とのつながりも豊富で、さまざまな情報が集まってくるため、起業しやすいまちなのです。
三条市は、「自分のやりたいことを実現する」ためのきっかけが豊富にあります。アイデアを持ち込めば、それを形にするための仲間やサポーターが自然と集まってくる。そんな風土が魅力となっています。
「地域おこし協力隊」を募集する理由
三条市には、たくさんの魅力的な地域資源があります。ものづくりの職人技術、拠点施設、食文化、魅力的な活動をする人々など。しかし、これらの資源は単独ではじゅうぶんな力を発揮できません。その価値を最大限に引き出し、地域の活性化につなげるためには、「仕組み合わせることができる人材(つなぎ手)が不可欠なのです。
私たちが求めているのは、「地域のコーディネーター」です。
コーディネーターの役割とは、地域に散らばるさまざまな「点」を「線」でつなぎ、新しい価値を生み出すこと。
たとえば、伝統工芸の職人と若手デザイナーを引き合わせ、現代のライフスタイルに合った新商品を生み出す。あるいは、使われていない古民家と地域の作家たちをマッチングさせ、新たな文化発信の場を作り出すなど。このように、人と人、アイデアと技術、場所と企画を結びつけることで、三条市の新しい可能性を切り開くことをめざしています。
現在、NPO法人えんがわでは、年間200を超える地域活性化イベントを展開しています。しかし、まだ市内には活用されていない資源や、実現されていないアイデアが眠っています。そこで、私たちは新たなコーディネーターを募集することにしました。
地域おこし協力隊のミッション
最大のミッションは「地域課題の解決」です。
具体的には、NPOえんがわと協働しながら、地域の課題を見つけ、その解決に向けた事業を企画・運営していただきます。
ただし、これは一人で完結する仕事ではありません。地域の人々と積極的に関わり、信頼関係を築きながら、協力者を増やしていくことが重要です。自らの専門性や経験を活かしつつ、多様な人々を巻き込んでプロジェクトを推進していく、それが協力隊に求められる役割です。
地域おこし協力隊の3年間で得られること
地域おこし協力隊での3年間は、あなたの可能性を大きく広げます。イベント運営、まちの人たちとの出会い、企画の実現など、実践的な経験を重ねることで、「つなぎ手」として必要な力が自然と身についていきます。
▼地域おこし協力隊の活動でできること
・年間100以上のイベントやワークショップ運営などに携わることができる
・三条市の企業や住民との幅広い人脈やネットワークが構築できる
・三条市の地域資源や情報にアクセスできる
・事業の企画・運営のノウハウが身につく
・自らの企画やアイデアを実現するチャンスが増える
・(起業を目指す場合)退任後に100万円の支援金を活用できる
募集職種
今回募集する職種は、以下の4つです。
①造園部門
造園業の技術を習得しながら、その専門性を活かした新しい事業展開をめざします。たとえば休耕地を活用した花畑づくりや、造園技術を活かした交流空間の創出など、従来の造園業の枠を超えた取り組みにチャレンジします。
②飲食部門
飲食店の運営ノウハウを学びながら、食を通じたコミュニティづくりを行います。単なる飲食提供にとどまらず、人々が集い、交流する場づくりをめざします。
③文化芸術部門
三条市に新設される、クリエイターのためのコミュニティスペースを運営します。音楽家や芸術家などが集い、制作・発表・交流できる場を作ることで、三条市に新しいアート文化を育てることをめざします。
④その他
明確なビジョンと計画を持っている方であれば、上記以外の分野でも歓迎します。
【例】
・お店を起業したい(花屋、スイーツ店、ラーメン店など)
・クリエイター活動を展開したい(カメラマン、デザイナー、ライターなど)
・職人として技術を磨きたい(木工、金属加工など)
こんな方に向いている仕事です
「地域コーディネーター」の仕事はこんな人に向いています。
・明るく快活で、コミュニケーション力がある方
・自身のビジョンを明確に持ち、それを言葉で表現できる方
・積極的に人とつながりを持とうとする行動力のある方
・地域に寄り添い、共に成長していける姿勢を持つ方
特に重視するのは「人とつながる力」です。地域の人々との対話を大切にし、信頼関係を築きながら、さまざまな立場の人々と協力して事業を進められる方を歓迎します。
「NPOえんがわ」メンバーの雰囲気
現在、NPOえんがわのメンバーは、30代を中心とした少数精鋭のチームです。週1回の定例ミーティングを通じて、意見交換を行いながら、各自が主体的に業務を進めています。
職場の雰囲気は和やかで、相談しやすい環境です。互いのアイデアを尊重し合い、必要に応じてサポートし合える関係性があります。
また、NPOえんがわは三条市や地域の企業とも密接に連携しており、モノづくりの職人・料理人・アーティスト・起業家など、さまざまな専門家との協働を通じて、地域に根差しながらも新しいチャレンジを続けている組織です。
募集要項
・募集職種 ①造園部門 ②飲食部門 ③文化芸術部門 ④その他
・月給 185,600~266,600円(最大年収320万円程度)
・勤務時間 原則午前9時~午後6時(1日8時間勤務、昼休憩1時間)
・休日休暇 週休2日
▼応募条件
・18歳以上の方
・生活の拠点を三大都市圏を始めとする都市地域等から三条市へ移し、住民票を異動できる方
・普通自動車運転免許取得者又は活動開始までに取得できる方
・1年以上、最長3年間勤務を継続できる方
・協力隊任期終了後も三条市に定住意思がある方
・中心市街地の活性化に意欲があり地域住民と協力し合える方
・地域特性や風習を理解し、住民と積極的に親睦を図れる方
・心身ともに健康で誠実に職務を行える方
▼採用までの流れ
1⃣ オンライン面談
2⃣ 書類提出
4⃣ 移住体験orおためし地域おこし協力隊の体験
5⃣ 面接選考
応募者のみなさまには「地域」と「人」に触れ合っていただき、じっくりとお互いの理解を深め、方向性をすり合わせていければと考えています。
▼応募先
NPOえんがわ「地域おこし協力隊募集」宛て
住 所:〒955-0071三条市本町2丁目10-17 サンブンビル2階
メール:engawa326@gamail.com
電話:080-9997-3524
↓ 詳しくはこちらをご覧ください。
おわりに
三条市の地域おこし協力隊は、単なる地域サポートの仕事ではありません。地域貢献事業に関わりながら自らの専門性を活かし、まちの人たちと共に新しい価値を生み出していく、やりがいのある活動です。
この記事を読んで、「自分にも何かできるかもしれない」と感じた方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。あなたの応募をお待ちしています。