Sanjuー燕三条古民家の宿オープンします。
こんにちは。地域おこし協力隊の渡辺桃李です。
中心市街地の活性化のために、まちを回遊しながら楽しめる企画や、地域の交流を生むためにまちづくりに参画するきっかけを作ったり、空き家の利活用促進を行ったりしています。空き家の利活用事業を行う団体「一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクト」の事業にも関わっています。
今回は私も関わっている空き家活用の新しい事業についてご紹介します。
古民家を利活用し、宿泊施設をオープンします!
今回、一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクトが、たけちょう商店(三条市の農家)とSNOW SAFARI(新潟県湯沢町にあるインバウンド事業者)と共同で、三条市荒沢に農家民宿をオープンすることになりました。
古民家はトップ画像を参照ください。
この古民家が築80年を迎えたことから、施設の名前は「Sanju」と名付けられました。傘寿(80歳)という意味です。
(プロジェクトメンバーのうちの一人が考えたこの名前、個人的にとても気に入っています。)
Sanjuを利用されるお客様には農業体験やアウトドアなど、さまざまなコンテンツを楽しんでいただけるように計画中です。
長らく手入れがされていない状態だったこの家が、農家民宿に生まれ変わるまでに、優先的にやったことをお伝えします。
①草刈り
敷地が広いため、駐車スペースやキャンプファイヤーの設置場所を確保するために行いました。自然の生命力はすさまじく、刈っても刈ってもすぐ生えてきてしまいます。
現地ミーティングの度に、たけちょう商店の方が一生懸命作業してくださって、きれいな状態を保っています。
②コウモリ・ネズミなどの小動物対策
古い家にはよくある問題ですが、小動物が住み着いていることがあります。あちこちに散らばるフンや動く音で、その存在を確認できました。この物件は、専門業者への駆除依頼と超音波機器で対策をしっかり行っていますので、安心して泊まっていただけます。
③農家民宿としてオープンするための改修工事
いくつもある宿泊施設の形態の中で、農家民宿としてオープンする時に、一番困難な壁となったのが【間取り】です。
想定する宿泊人数に合うように、利用可能スペースを調整し、管理人の部屋を作る必要があったため、大工職人の指導の下、後付けされた仕切りを撤去しました。
そのほかにも、畳の入替え、障子の張り替え、壁の再塗装など、自分たちで掃除や修繕を何度も実施しました。
8月には『DIYみーとあっぷ』という空き家DIYイベントを開催し、たくさんの方に壁塗りや掃除のお手伝いをしていただきました。
Sanjuへの宿泊については、10月21日(土)から予約受付開始になります。
農業体験、お試し移住、アウトドア体験、合宿利用など様々な目的でご利用いただけます!今後もコンテンツの充実化を図っていく予定です。また、施設がオープンしてからも内外装をアレンジしていくので、変わっていく様子もご報告していけたらなと思っています!
Instagramで随時投稿しますので、ぜひご覧ください↓
最後に、私のSanjuのお気に入りの場所を皆様にも共有します!
↑囲炉裏は古民家ならではの昔懐かしさを感じる場所。ぜひ実物を見てみてください!