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農産物から生まれる下田地域の魅力

こんにちは。三条市役所令和5年度新規採用職員です。
 
入庁してから半年以上が経過しましたが、その期間で三条市魅力体感研修を実施しています。
三条市魅力体感研修とは、三条市の魅力や特徴に関する知見を深めるため、市の公共施設、観光資源等の現場に足を運び、実際に見て生の声を聴いて体感したことを自らの言葉で発信する、という研修です。各グループで学びたいテーマと行き先を決めて、研修に取り組んでいます。
 
私たちのグループは、「下田地域の農産物の魅力」をテーマとしました。今後三条市では、国道289号八十里越区間の開通で福島県側とつながることで交流人口の拡大が見込まれるため、観光資源の魅力向上がますます望まれています。そこで、福島県側からの玄関口となる自然豊かな下田地域の農産物に着目し、下田地域における農産物を扱う道の駅、直売所、飲食店等を訪問することで、農産物のブランド明確化や認知度向上につながる取組を学び、発信したいと思いこのテーマに決めました。
 
今回の研修では、「道の駅 漢学の里 しただ」、「しただ米市場拡大推進協議会」に注目し、取材をさせていただきました。

今回は取材の中で聴いた下田地域の農産物の魅力についてご紹介します。

第1弾は「道の駅 漢学の里 しただ」です!


1.「道の駅 漢学の里 しただ」について

「道の駅 漢学の里 しただ」は、国道289号沿いの景勝八木ヶ鼻近くに位置する下田郷の拠点となる施設です。市外や県外から訪れる人も多く、現在では年間15万人もの人々が訪れる大人気の道の駅です。
 
今回は「道の駅 漢学の里 しただ」の駅長をされている中野貴史さんに施設を案内していただき、お話を聴きました!

2.駅長中野貴史さんのお話

「道の駅 漢学の里 しただ」には、観光情報コーナー、農産物直売所「彩遊」、加工所、農家レストラン「庭月庵 悟空」が設置されています。
 
・観光情報コーナー

下田地域の名所等の観光スポットが網羅できる場所。地元の高校生が撮った八十里越道路工事の写真とともに、八十里越の開通に向けた状況もわかるようになっています。

・農産物直売所「彩遊記」
新鮮な下田の食材が販売されています。旬の食材は大人気ですぐに売り切れてしまうそうなので、お早めに!
また、八十里越の開通を見据えて福島県只見町と連携した商品も販売されていて、そのうちの一つ「米焼酎 八十里越」は、”新たにつながる八十里越道路から、越後と南会津の交流が広がっていくように”との願いが込められています。

・加工所
新鮮な下田の食材を使って、プリンやまんじゅうなどのスイーツ類、漬物を製造・加工しています。製造・加工された加工品は、直売所で購入することができ、季節によって異なる味を楽しめるため大人気です。

・農家レストラン「庭月庵 悟空」
季節等によって調達することのできない食材以外は、全て下田産の食材を使用しています。蕎麦は、毎朝その日の気温や湿度に合わせて水加減を調整し、手打ちしており「ひきたて・うちたて・ゆでたて(三たて)」の蕎麦を堪能できます。

「道の駅としての強みは?」

中野駅長「登録している農家の方の多さと直売農産物の種類の豊富さです。漢学の里しただでは、検査を通れば誰でも販売が可能で、各農家がお互いに切磋琢磨しているので、より品質の良い商品が生まれていると思います。」
 
実際に直売所を見学させていただいた時に、食材の種類の多さに驚きました!しかも、登録している農家さんは約150名ほどで、近隣の道の駅(50~60名ほど)と比較しても下田の登録農家さんの多さがわかります。また、登録している農家が多いことによって、下田内の地区ごとや特定の農家さんでお米を選ぶことができます。ぜひ自分好みのお米を見つけてみてください!

中野駅長「あと、道の駅に3カ所ある加工所でスイーツ、漬物、そばを作ることができます。日々、下田の名産や旬の食材を使って、独自の商品開発をしています。食材を販売するだけじゃなく、道の駅内で加工ができてすぐ販売できることも強みだと思います。」
 
食材を販売するだけでなく、道の駅内で加工しすぐ食べられる形にすることで、来場した人が実際に下田の食材を口にすることができ、下田の農産物の魅力を実感できるすごく良いアイデアだと思いました!

「下田の農産物の魅力とは?」

中野駅長「山間部にある下田は朝と夜の寒暖差が大きく、野菜だけでなく果物も美味しく育ちます。特に人気のメニューは、サツマイモです。下田は守門岳の噴火によってできた赤土があって、芋類の栽培に適しているんです。サツマイモは貯蔵もしやすいので、一年を通して楽しむことができます。また、春には山菜、秋にはキノコ類だったりと、季節ごとに旬の食材があり、下田に来れば平野部ではなかなか買うことができない新鮮な農産物が買えるということも魅力だと思います。」

その時販売されている食材から季節を感じ取れるのもとても魅力的ですね。

「道の駅のビジョン」

中野駅長「今はお客さんに”来てもらうために”季節ごとにイベントを開催したり、どうしたら下田という場所を目的地にしてもらえるかを考えています。さらに八十里越が開通し、下田に来る人が今よりも増えた時に”通り過ぎられない”、”立ち止まってもらえる”場所を目指していきたいです。」
 
下田は山間に位置していることもあり、集客するのが難しい状況にあります。そんな中、年間15万人もの人が訪れているのは、駅長の下田に対する熱い思いと農家さんの愛情が込められた美味しい農産物があるからだとわかりました。

3.おわりに

下田の魅力を多くの人に伝えたいと、道の駅での活動を通して日々新しいことに挑戦し試行錯誤していく従業員の方々の姿に心を打たれました!
 
実際に行ってみることでしか感じられないものも多いと思います。下田には、美味しい食べ物だけでなく豊かで美しい自然もあり、アウトドアにも最適な場所です。下田に遊びに来た際は、ぜひ「道の駅漢学の里しただ」に寄ってみてください!
 
次回は、「しただ米市場拡大推進協議会」編です。お楽しみに!

道の駅漢学の里しただ


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