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下田は全国的に稀な碑(いしぶみ)エリア!!

こんにちは。
地域おこし協力隊下田チームの樋口です。
私たち地域おこし協力隊下田チームは、新潟県三条市下田地区で教育・スポーツ・農業分野の活動をしています。
私はこのチームの中では教育班に所属しております。

教育班は下田の文化を紹介することや地域の小学生や中学生に伝え、ふるさとの良さを再認識してもらうことを主な活動としています。

今回は三条市下田郷にある碑(いしぶみ)について紹介します。下田郷は、美しい自然環境と豊かな水が魅力のエリアです。
四季折々の風景や温泉、観光スポットなど、魅力がたくさんあります。
本記事では、いしぶみを紹介しながら、観光地としての魅力やアクセス方法などをご紹介します。
これから下田郷のいしぶみを訪れる人にとってのガイドになれば幸いです。


碑(いしぶみ)とは?

「碑(いしぶみ)」とは、歴史的な出来事や偉人の功績を称えるために建てられる石製の記念物のことです。

生涯学習課発行の資料より


地蔵ぼさつは別として下田地区の特色として多いものとして

  1. 庚申塔(青面金剛)

  2. 如意輪観音像

  3. 双体道祖神

があげられ、他に地域として馬の生産地だったことから馬頭観世音ぼさつ像も見かけることができます。

また、下田エリアの特色としてカワイイ石仏が多く、これは作られた時代の流行であったのか、それとも石工のデザインによるものなのかはわかりませんが、ぜひとも地域観光として推していっていただきたいものです。

ほおづえをつく八木神社内にある如意輪観音像(写真:樋口)お顔がとても穏やかです


下田郷に多数分散する碑の位置


GoogleEarthを使ったデジタルガイドマップ

私がGoogleEarthで制作した下田地域の主な碑分布図
GoogleEarthいしぶみマップから「森町の句碑」を見た場合

今回、マップ上にて表示されているスポットの色は地区を示しています。

  • 青色・・・・森町地区

  • 赤色・・・・長沢地区

  • 緑色・・・・鹿峠地区

下田地区の碑紹介


①森町地区

森町地区は山間部に向かっていく背景から多くの横道・山道が存在し、その道々に道祖神が置かれていた関係で数が多くなったのではと思われます。
こちらもカワイイご夫婦が彫られており、頭部の飾りや帽子の違い、男女の立ち位置の違いなどで当時の文化をうかがい知ることができます。

大谷地集落の山神社前の双体道祖神群(写真:樋口)

②長沢・鹿峠地区

長沢・鹿峠地区は幹線国道の工事の都合や2度の五十嵐川の氾濫により、碑の移動や集合が行われました。
また庚申塔や二十三夜塔なども多く、集落の人々の暮らしを感じさせます。
その中でも如意輪型の馬頭観世音像はとても珍しい造形をしています。

長沢地区原の如意輪型馬頭観音像(写真:樋口)馬の頭を冠の様に乗せ、右手に錫杖、左手に蓮の花を持ち舟形光背にさらに日輪が彫られている

また江口集落にある六地蔵は風化し、こけも生えていますが、穏やかに微笑んでいるのがなんとも言えずカワイイのです。


三条市生涯学習課主催の碑めぐり

三条市の生涯学習課の方で企画している「下田のいしぶみマイスター養成講座」は毎年8月から11月にかけて月1回の割合で行われています。
下田のいしぶみをめぐりつつ、最終的には参加者がいしぶみを説明するガイドにチャレンジします。
見事にガイド成功すると「修了証」をいただくことができます。

協力隊としての下田の碑の紹介

普段は気づかなかった何気ない碑にも様々な背景があってそこに建っていると考えると愛着が湧いてきます。
協力隊として他にもいろいろ紹介したいのですが、今後はGoogle Earthを更新していくことで包括的に伝えていければと思います。
特に石仏たちのカワイさをアピールしていくことで、下田地域の観光資産としての価値を高めていければと考えます。

お読みいただきましてありがとうございました。

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