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継続は力なり

こんにちは!!


三条製作所で主に日本剃刀を製造している神奈川県相模原市身の稲垣良博(イナガキ ヨシヒロ)です。

日本剃刀などの刃物の製造技術を学んでいます。

三条製作所は刃物製造の技術向上に尽力した岩崎航介(いわさき こうすけ)さんが立ち上げ、そこで日本剃刀の製造を始めました。

三条製作所では、棒状の鉄を地金にし、刃になる部分に鋼をつける伝統的な鍛冶技術で、職人が一丁一丁手作業で製造します。

9月になり今月で21歳になりました。
2年半前まで高校生だったので、毎日のように遊んでいたことが遠く昔のような気がします。

今月は新型コロナワクチン接種の二回目を受けてきました。副作用で熱が出ましたが、早くコロナウイルスが収束して前のような日常がもどってきてほしいです。

さて、今月も様々な作業を行いました。
今回は、前回の地金造りの続きの作業である「鋼付け」について紹介していきたいと思います。

まず、日本剃刀は鉄と鋼の二種類の金属からできています。
そのため、違う金属をくっつけてひとつにしなくてはいけません。そこで、「鍛接」という、鉄に鋼をくっつける作業をする必要があります。

まず、地金造りをした母材となる鉄を炉の中に入れ、軽くあかめます。そのあかんだ鉄に「鍛接材」というホウ酸と鉄粉を混ぜた粉をかけます。

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【鍛接材】


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【左:鋼 右:鉄】


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【鍛接材を鉄の上にかけている様子】


鍛接材を鉄の上に乗せた後、鋼を鍛接したい位置に置きます。
この時、鋼の置く位置をしっかりと定めないと、この後の鍛造の工程で伸ばしていく際に、地金が鋼にいっぱい被ってしまうほか、鋼が出すぎていると鉄と鋼がくっついていない部分が出てきてしまい、仕上げの作業の時に鍛接傷という傷が出てきてしまうので、鋼を置く位置はかなり重要な部分です。

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【鍛接材をかけたところに鋼を置く】


鋼を置いたら、また炉の中に入れてあかめます。炉の中で温度が上がってくると、鍛接材が溶けていき、液状になります。液状になったら、炉の中から出して鋼全体を鎚でたたきます。そうすると、鍛接材が飛び散って鉄と鋼がしっかりとくっつきます。

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【鍛接材が飛び散っている様子】


なぜくっつくのかというと、たたくことによって鉄と鋼の間の鍛接材が飛び散り、鉄と鋼の間が真空状態になるためです。

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【鍛接後】


この状態になると、鉄と鋼が取れることはありません。
このような作業をして日本剃刀を製造しています。

成長を実感できる部分も多く感じられるようになり、仕事がとても楽しいです。
今後も技術をしっかりと身につけられるように一日一日を大切に自分が成長できるようにしたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いします。

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【三条市地域おこし協力隊活動ファイル#55】

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田舎でも都会でもなく”ちょうどいい”かんじの新潟県三条市。金属加工技術に長けたものづくりのまちで、大型スーパーや娯楽施設等がそろう市街地から車を30分走らせると、気軽に海にも山にも行けます。新潟県のまんなかに位置する人口約9万5千人の地方都市からマチ・ヒト・コトをお届けします。