3歳児健康診査で屈折検査を始めます!
屈折検査は、弱視等の目の屈折異常を早期に発見できる大切な検査です。 三条市では、令和5年4月の3歳児健康診査から屈折検査を実施します。
子どもの目の発達について
子どもの目は、3歳までに急激に発達し、6歳頃に0.8以上の視力を持つようになります。
6歳頃までに正しく脳の視覚領域が発達しなければ、弱視(眼鏡やコンタクトをしても視力が出ないこと)になってしまいます。
そうならないために、早期発見、治療がとても大切です。
目の異常を早期に発見し、適切な治療を開始できれば視力の回復が見込めます。
しかし、子どもは見えにくさを自覚していないことが多く、家族も気づきにくいです。
そのため、三条市では以前から3歳児健康診査で実施しているランドルト環による家庭での視力検査とアンケートに加えて、令和5年4月の3歳児健康診査から、自動判定機能付きの検査機器(スポットビジョンスクリーナー)を使って、目の屈折検査を実施します!
対象の方には個別に通知させていただきます。
屈折検査とは?
自動判定機機能付きの検査機器(スポットビジョンスクリーナー)を使って、目のピントが合うために必要な度数(屈折)を調べます。この検査を行うことで、弱視等の目の屈折異常の可能性を調べることができます。
検査時間は約1分程です。(お子さんの状況によります。)
点眼薬などを使用する必要はなく、機器と対面して、お子さんに検査機器を見てもらいます。
※屈折検査の結果、必要な方には3歳児健康診査の会場で精密検査の受診票を発行します。
屈折検査は、近年全国的に実施が検討され、徐々に広がりはじめています。
子どもの視力が安定することは、子どもの発育発達にはとても重要で、遊びや学習において、集中力ややる気が高まるなどの良い効果が表れることもあります。
三条市でも子どもの異常を早期に発見、治療することで生涯にわたり、適切な視力を保ち、健やかに成長してほしいと願っています。