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記憶してる 今のうちにペンを取れ

こんにちは!!

三条製作所で主に日本剃刀を製造している神奈川県相模原市出身の稲垣良博(イナガキ ヨシヒロ)です。

日本剃刀などの刃物の製造技術を学んでいます。

三条製作所は刃物製造の技術向上に尽力した岩崎航介(いわさき こうすけ)さんが立ち上げ、そこで日本剃刀の製造を始めました。

三条製作所では、棒状の鉄を地金にし、刃になる部分に鋼をつける伝統的な鍛冶技術で、職人が一丁一丁手作業で製造します。

1.3年間の任期を振り返って

 今回が私の最後の投稿となります。

 私が地域おこし協力隊に着任してから、早いもので3年が経ちます。地域おこし協力隊の任期は3年なので、今月で私は任期を終えることになります。この節目に、地域おこし協力隊として活動してきた3年間を振り返りたいと思います。

 

 私は小さいころから包丁職人に憧れ、中学、高校の時に日本各地の刃物産地の大阪の堺や高知の土佐などの事業所さんに見学や体験に行き、三条市の鍛冶に魅力を感じ、高校を卒業後に三条に移住してきました。

 

一人暮らしや鍛冶仕事など、初めてのことが多くとても楽しみでした。

そんな中、三条製作所という日本剃刀を製造している工場で、親方である水落良市さんに出会い、そのやさしい人柄や日本剃刀の美しさに惹かれ、日本剃刀を作りたいと思い、三条鍛冶集団の研修生として三条製作所にて修業を開始しました。

三条製作所に入って2日目でいきなり「鋼付け」という工程を「とりあえずやってみろ」という形で6丁やらせてもらいました。その後も一通りの作業を実際にやらせてもらっては直してもらいながら教えていただき、最初はわからなかったことや出来なかったことができるようになったほか、親方から手直しをしてもらっていた作業が少しずつ少なくなり、任せてもらえる作業が増えていきました。

「鍛冶職人」は、「厳しい」というイメージが強いかもしれないですが、親方は非常に温厚な人柄で、時には厳しくも、私をよくほめてくださる方です。また、ひとつひとつの工程の意味を説明してくれたり、気づかせてくれたりします。なので、私自身3年間で大きく成長できたと思います。

引き続き日々の努力を惜しまず、昨日よりも成長したと言えるようにしていきたいです。

2.これからの進路

地域おこし協力隊としての期間は今年で終了しますが、鍛冶職人としてはまだまだこれからなので、引続き三条製作所で研鑽を積み、自分の経験や勘を研ぎ澄ませて、自分自身が納得するような剃刀を造っていきたいと思っています。

地域おこし協力隊としての任期は終了しますが、今後もひとりの鍛冶職人として、日々頑張っていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからも応援よろしくお願いします。
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