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【三条に移住して1年】活動の振り返りと今後について

 こんにちは!地域おこし協力隊の鴨井です。
 つい最近まで暑い日が続いていましたが、一気に涼しくなりましたね。というかむしろ寒いですね。
 10月も中旬になりましたが、実は10月1日で自分が三条市に移住して1年になりました。インターンシップの促進事業を進めていたら1年間があっという間に過ぎていきましたね。
 今回は1年間の活動の振返りと今後についてです。すでに動画にもしていますのでよかったらこちらもチェックしてみてください!

1 仕事について

 まず10月からインターンシップ受入れ促進事業として日吉舎の運営の仕事を始めました。大学生のインターンシップだから学生が来るのは2月頃からだろうと油断していたら、なんと11月に学生が2週間日吉舎に滞在することになりました。これにはめっちゃ驚きました。日吉舎の近くにあるSANJO PUBLISHINGのインターンが自分にとって初めての受入れになりました。仕事を始めてまだ1か月ということで、準備期間があまりないまま受入れがスタートしました。ただ、これは自分にとって良い機会となりました。自分は学生の時にほとんどインターンシップを経験したことがなかったので、インターンシップに参加する学生の気持ちやどんな活動をするのかを知ることができました。また、SANJO PUBLISHINGの方々も仕事に慣れない自分を温かく見守ってくれていて嬉しかったです。


SANJO PUBLISHINGでのインターンの様子

 この受け入れのあとは、日吉舎の事業を改善しようと動き出しました。日吉舎には市内の企業に事業のことを知ってもらえていない、そもそもインターンシップのことを知らない企業がたくさんあるという課題がありました。学生に来てもらってもこちらの受入れ体制が全然整っていなかったのです。なので、オンラインで事業の説明会を開いたり、自分が企業に訪問して事業やインターンシップの説明をしました。その中で事業に協力してくださる企業が少しずつ増えていきました。ありがとうございます。ただ、今もこの事業の周知が全然できていないので、引き続き企業に訪問していこうと思っています。

 春休みは数件のインターンを受け入れました。また、学生向けにインターンシップの合同企業説明会を行いました。ただ、この時期は何をやっても全然うまくいきませんでした。参加する学生をなかなか集められず、企業の方の期待に応えることができませんでした。これはいつかリベンジをしたいと思っています。

 3月に入った時、小さいコンテストではありますが動画の部門で優秀賞をもらうことができました。クリスマスに市役所の方に撮影させてもらい、年末年始の休みを使って編集をしたのが受賞に繋がってよかったです。オンラインの授賞式に出たら、自分以外に出席した2組の方々はどちらもプロの映像クリエイターでした。自分は当時市役所の職員でしたので少し場違いな感じもありましたが、プロの方が参加しているコンテストの中で賞が獲れてよかったです。受賞してからは副業で映像制作を始めました。

 新年度の4月になった時にまさかのことが起きました。なんとMGNETに入社しました。これにもめっちゃ驚きました。ほんとにまさかですよ。東京で働いていた時にたまたまTwitterで見つけて「いろいろ調べても結局何をやってる会社か全然わからん!めっちゃ謎!!!」って思っていた企業に自分が入社するなんて思ってもいませんでした。ただ、市役所の職員から社会人になっても日吉舎の仕事はやっているので、仕事内容は変わらず所属だけが変わったという感じでした。

 入社してからはブランディングやデザインについてたくさん勉強しています。まだまだ全然足りていないですが、いろんなことを知る機会になっています。また、工場の祭典で月1回やっている生配信にも関わらせていただいています。カメラマンの後ろでリポーターや出演してくださる工場の方のサポートをしています。
 日吉舎の仕事としては、春期と夏休みだけで30人以上の学生が日吉舎に来てくれました。4月の時点では6人くらいかなと思っていたので正直びっくりしました。テレビの仕事をしていた時以来で自分のキャパを超えてしまいました。なんとかなるかなと思っていましたがダメでしたね。なので、いろんな人に助けてもらいました。本当にありがとうございました。


中学生の授業を見学して生徒にアドバイスをする様子

 あと、今まで自分がやっていた日吉舎のSNSの運用を学生にやってもらうようになりました。学生目線で日吉舎のことや三条のことが伝えられていて本当に助かっています。いつもありがとう。
 10月からは2人の学生が自分のところに来ていて、来年の1月中旬ごろまでインターンシップをする予定です。

2 三条での暮らしについて

 自分にとって三条は、田舎すぎず都会すぎずでちょうどいい場所だなと思っています。出身は津南町という本当に田舎のところで、逆に東京にも7年半住んでいました。両極端な場所に住んでいたわけですが、ようやく中間地点に住むことができたかなと思っています。職場もスーパーも近くにあるので生活にもあまり困らないですね。東京にいたときは職場まで50分ほどかかっていたのが5分くらいになったのでだいぶ出勤がラクになりました。
 また、三条は新幹線の駅があり旅行にも行きやすく、長岡市と新潟市どちらも電車や車で1時間くらいで行けるアクセスの良さも住みやすさのひとつだと思います。
 ただ、やはり車は必要不可欠なものだと感じました。移住して半年間は車を買わずに生活をしていましたが、不便なことが多かったですね。なので、車を買ってからは生活がだいぶ変わりました。大きい荷物になる買い物も行けるようになりましたし、すぐに友達に会いに行けるようにもなりました。地方で暮らすとなればやはり躊躇せずに車を買った方がいいですね。

 燕三条地域のいろんな方に会えたのもよかったです。移住前は燕三条地域の方とほとんど繋がりはありませんでしたが、今は学生を受け入れてくれる企業の方だけでなく、地域おこし協力隊の方だったり市役所の方だったりとも繋がることができました。また、東京に住んでいた時から繋がっていた方と久しぶりに会ったり、当時はZoomでのあいさつだけだったのが対面で会うことができたりもしました。
 ただ、今考えてみれば燕三条地域の方とは仕事関係の繋がりがほとんどだと気づきました。プライベートで会っている方はこの地域にはほとんどいないですね。休日に会うのはどちらかというと新潟市の友達のほうが多いです。いろんな人からSNSを通じて声をかけてもらうこともあれば、逆に自分が声をかけたり、イベントに参加した時に知り合うこともあったりします。なので、休日は新潟市に行きがちになっていますね。逆に燕三条地域に来ることがあればぜひ声をかけてほしいですね。

3 今後について

 自分はこれからも燕三条地域で仕事をしたいと思っています。自分は20代ですし燕三条地域の出身ではありませんが、自分はこうだと思うという意見を聞いてくれる地域だなと感じています。そういう地域性のようなものが自分にとって仕事がしやすい環境だと思いました。
 今後はインプットの時間を増やしたいと思っています。日吉舎での仕事はアウトプットが多い印象がありました。テレビ局で仕事をしていた時に身につけたスキルを使って初めてやることを乗り切っていくというイメージが強かったです。それだといけないなと思いました。学生はもちろん、大学のキャリアセンターの方や講義を担当している方との壁といいますか、自分が相手の立場のことを全然わかっていないなと思っています。そもそも知識が足りていない感じがしています。なので、来年度は研修などで教育の現場を間近で見たいという気持ちがあります。教育のことを勉強して、インターンシップの事業にも活かしていきたいな思っています。

4 まとめ

 移住して1年が経ち、残りの任期は2年となりました。1年間がものすごくあっという間に終わったので、残りの2年も気を抜いているといつの間にか過ぎ去ってしまうのかなと思っています。また、任期が終わったあとのキャリアについても少しずつ考えていく必要があります。せっかく新潟に帰ってきたんだから少しはゆっくりしたいという気持ちを持ちつつも、転職してよかった三条に移住してよかったと思えるように三条の暮らしを充実させていきたいと思います。みなさん引き続きよろしくお願いします!

三条未来づくり舎 日吉舎
〒955-0072 新潟県三条市元町12-31
HP:https://www.hiyoshisha.com/
MAIL:hiyoshisha@gmail.com
担当:鴨井(https://lit.link/shunsukekamoi)


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