まちの本屋と三条の土地をかき混ぜる
こんにちは!まちなかの魅力向上・起業支援事業の活動をしている、Next Commons Lab 三条の町田 憲治(まちだ けんじ)です。前回は、私の自己紹介を含めてどんな取り組みをするのかをご紹介しました。
今回は、私たちが運営している本屋「SANJO PUBLISHING」についてお話させてください。
私は今、まちの本屋さん『SANJO PUBLISHING』の本屋担当として活動しています。SANJO PUBLISHINGは、三条市の中央商店街にある元洋品店を改装してオープンさせていただきました。
『SANJO PUBLISHING』では「本屋」「喫茶」「制作」の3部門からなっていて、私はその本屋部門全般を担当しています。私自身、今まで本に関わるような仕事をしていたわけではないのですが、本は昔から好きで携わってみたいと考えてきました。だから今、考えてきた延長線上にいます。
まちの本屋さんとはまちのカラーを象徴する
突然ですが、みなさんは「本屋」に対してどんなイメージをお持ちですか。きっと日常にあって当たり前な存在ではないでしょうか。本自体もそう。
私たちの本屋がある中央商店街は、10年前はいくつかの本屋さんが点在していたと近所の方からお聞きします。三条に限らず、どの地域も本屋さんは減っていて、ここ20年で本屋さんがない自治体は2割にのぼっているそう。
本屋さんにとって厳しい現状ですが、私たちは地域おこし協力隊としてまちなかの魅力を伝え、起業支援を絡めながら本屋としてまちに必要だと思ってもらえる存在となることを目指しています。
また本屋というその地域の中にある空間として、どんな場所であるか。どう人や地域と結びつくかは重要で本屋さんの色を表します。今再び注目されようとしている地域や本という文脈で、かつ三条という土地でそれらがどう交わらせるのかは、その場に作る者としてはすごくやりがいがあります。
地域おこし協力隊として、本屋さんとして、この地域のためにできることをしていくつもりです。たとえば、本を絡めたコミュニティづくりもそうです。
「好きな本を話そう」で地域と人をつなぐ
そんな活動の1つとして、「好きな本を話そう」という読書会があります。
読書会はテーマに沿った本を持ち寄って、参加者でその本やテーマについてゆるく話すというイベントです。だからといって、本に詳しくなくても大丈夫!
私自身、参加者やお店に来ていただけるお客さんに本を教えていただくことも多いですし、本が詳しくなくても、このテーマだったら話せる、この本ならぜひ勧めたい!どんな気持ちでお越しの方たちとも本をきっかけに輪になってしまう。
このイベントでは、まちなか周辺のお店の方のおすすめの本も紹介させていただいています。私たち本屋としては、本を売るだけでなく、本を通じて三条の人やお店の魅力をお客さんに伝えていけたらと行っています。
前回は北三条駅近くにあるカフェ&バー「ポテサララボ」の主人からおすすめいただいた本を紹介させていただきました。
本が好き、本がある空間が好き、そんな人たちが集まって語り合うのも楽しいですし、地域と人をつなげる上でまちなかで活動する人たちと接点をつくることも、本屋だからこそできることでもあると思うんです。
今後の情報について
今後も本を通じた繋がりをつくっていけたらと思っています。「喫茶」「編集」各部門でも本をテーマにイベントを行っています。その情報は各種SNSにてお知らせしているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
問合せはSNSのメッセージでも受け付けているので、分からないことがあれば、ぜひ気軽にメッセージをください。
SANJO PUBLISHINGの基本情報
住所 三条市本町2丁目13-1 旧カネ五洋品店
営業時間 11:00~19:00 (火・水定休)
note:https://note.com/ncl_sanjo
Twitter:https://twitter.com/PublishingSanjo
Instagram:https://www.instagram.com/sanjopublishing
【三条市地域おこし協力隊活動ファイル#48】