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【就活生に読んでほしい】自分が本当にやりたい仕事の見つけ方

こんにちは。
インターンシップのサポートをしている地域おこし協力隊の鴨井です。
7月上旬ですがすっかり梅雨も明けて暑くなりました。セミの鳴き声も聞こえてきましたね。三条市は40℃を超える日もあるそうで、まだ暑くなるの!?と思いながら暮らす日々です。

さて、夏休みも近くなりお盆明けくらいから日吉舎にはたくさんの学生さんが滞在する予定になっています。中には市内の企業ではなく日吉舎で受け入れて自分と一緒に活動をする学生さんもいるので、今から楽しみにしています。その準備をするにあたり、最近は学生さんとお話しする機会がだんだんと増えてきました。その中でよく話すのはやっぱり就活についてです。サマーインターンの応募で提出するESの添削だったり、自分がUターンした話だったり、いろんなことを話していますが、特に相談で多いのが“自分がやりたい仕事が見つからない”という相談です。自分が就活をした時もテレビ業界に進もうと思ったのが3年生の12月で遅めではあったので、自分自身がどんな仕事が好きでどんな仕事が向いているんだろうと悩む気持ちはよくわかります。

今回はそんな就活生に向けて、“自分が本当にやりたい仕事の見つけ方”について記事を書こうと思います。全部で3000字を超える長文になっていますが最後まで読んでもらえると嬉しいです。

①転職して気づいたこと

まず、自分が就活をしていた時には気づかなかったのですが、転職してから感じたことがあります。それは“就活は自分のキャリアの通過点”ということです。自分ももちろん第一志望から内定をもらうためにESを作ったり、筆記試験の勉強をしたり、面接対策をしたりしましたし、さらにはその企業に入社したら定年までそこで働き続けるんだろうな、となんとなく想像してもいました。でも、結局は第一志望の企業は一次面接で落ち、就職した企業は3年半で退職して、三条市役所の人として働いていた半年後には移籍するような形でMGNETの社員になって今に至ります。さらに、地域おこし協力隊は任期が最長で3年と決まっているので、任期が終わる2年3か月後には次のキャリアをどう進んでいくのか決めないといけません。そんなキャリアを歩んでいることもあり、今になって「新卒ってただの通過点にすぎないんだな」と思うようになりました。

今の仕事は全くと言っていいほどテレビと関係がないインターンのサポートという仕事ですが、テレビ局でADとして働く中で身についたスキルを日々使いまくって仕事をしています。例えば、報道番組の原稿をチェックする仕事が学生のES添削に繋がっていたり、生放送の時にスタジオの中でやっていた仕事がライブ配信やイベントに活かされたりしています。なので、テレビ局で働いていた時は全く想定してませんでしたが、ADとしての3年半は意図せず別の形で活かされているので全く無駄にはなっていないのです。むしろ今の仕事になくてはならない経験となっています。

このように、就活で内定をもらってその企業に入社することがゴールではないのです。働く中で社内でどうステップアップしていくのかや転職して別のスキルを身につけていくのかなど、就活が終わったあともキャリア選択の瞬間は何度も訪れます。なので、就活はゴールを決めることではなく、自分のキャリアの通過点だと思って取り組んでほしいと思っています。

②逆算の大切さ

就活でどんな仕事が自分に合っているのかわからないと相談に来る学生さんは、職種から就職先を考えていることが多いなという印象があります。ただ、自分が本当にやりたい仕事を探すには“逆算”をして考えることが大切になります。職種から就職先を選ぶのではなく、“将来どんな自分になりたいか”を考えて、それに向けてどんな業種や職種がベストなのかを考えると自分に合った仕事を見つけやすいです。それをすることでどんな環境で働くべきなのかも見えてくると思います。極端な例えですが、営業職でバリバリ働いてどんどんスキルを身につけてステップアップしていきたいと思ってる方が、昔話に出てきそうな田舎で仕事をしても実現するのはなかなか難しいと思います。少なくとも東京などの大都市で働いた方が実現しやすいと思います。

職業選択は目的ではなく手段と捉えることができます。テレビやSNSで話題になるくらい活躍している人を見てその職業に憧れて目指す方もいらっしゃると思いますが、実際に自分がその仕事に就いた時にその仕事を通して自分がどうなりたいのかを考えると本来の目的や目標がより具体的になると思います。自分自身、もともとテレビの仕事に興味があったのでその業界に進みましたが、その前に自分が東京のテレビ局で何をやりたいのかを考えたうえで就職を決めました。

自分の将来像から逆算をすることで、実際に就職したあとのギャップも少なくなると思います。

③夢は違う形で実現することもある

業界や職業に憧れてそれができる企業で仕事をするために就活する学生さんは少なくないと思います。でも、その中には「自分はこの仕事に憧れているけど自分に合ってる仕事なのか?」と考えている方もいらっしゃるかと思います。

自分は就活を始める上で“みんなのためになる仕事”と“新潟のことをたくさんの人に知ってほしい”ということを軸にしました。それに高校生の時に報道番組ってすごいなぁと思ったことが加わり、新潟のテレビ局を第一志望にしようと決めて就活を進めました。ですが、結果は新潟県内のテレビ局は全滅。公共放送も新聞社も落ちました。その後キー局の報道番組のADを経て、現在は地域おこし協力隊として学生のインターンシップのサポートをしています。
“テレビ局の仕事”と“地域おこし協力隊の仕事”、一見全く違う仕事をしているように見えますが自分にとってはそうではありません。なぜかというと、どちらも目的は一緒だからです。テレビの仕事は映像を通して視聴者に情報を届けている一方で、地域おこし協力隊の仕事は体験を通して学生に情報を届けているというところが違うだけで、就活の軸としていた“みんなのためになる仕事”と“新潟のことをたくさんの人に知ってほしい”という目的の部分は同じなんです。つまり、手段が違うだけでどちらも同じ目的意識を持って取り組める仕事なのです。なので、新潟のテレビ局で働くということは今も達成できていませんが、本来目的にしていたことは今の仕事でもちゃんとできています。

これは就活でも同じことが言えると思います。自分が興味がある、憧れている仕事はあるけどその仕事が自分がやりたい仕事なのか考えている方は、業種や職種を絞らずに仕事をする目的をもう一度考えてみるといいと思います。そうすることで視野が広がり、今まで意識していた仕事だけでなく新しい可能性も見えてくると思います。

④まとめ

ここまで全部読んでくれた学生さんありがとうございます。記事としてはだいぶ長いかなと思いつつも伝えたいことがたくさんあったのでここまで文字数が増えてしまいました。
転職を通して就活の時や新卒の職場で働いていた時とはまた違った価値観で仕事をしています。なので、転職した今だからこそ学生さんに伝えられることがたくさんあるなと感じています。それを今の仕事を通して今後も発信していきたいと思っています。

この記事を読んでもっと詳しく話が聞きたいと思った学生さんは1on1を随時募集していますのでぜひ一度ご連絡ください。就活は悩むこともあれば迷うこともたくさんあるので、その時は一緒に乗り越えましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が就活をしている学生さんにとって少しでもプラスになれたら嬉しいです。

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担当:鴨井(https://lit.link/shunsukekamoi)


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