丁寧な仕事を
こんにちは!!
三条製作所で主に日本剃刀を製造している神奈川県相模原市身の稲垣良博(イナガキ ヨシヒロ)です。
日本剃刀などの刃物の製造技術を学んでいます。
三条製作所は刃物製造の技術向上に尽力した岩崎航介(いわさき こうすけ)さんが立ち上げ、そこで日本剃刀の製造を始めました。
三条製作所では棒状の鉄を地金にし、刃になる部分に鋼をつける伝統的な鍛冶技術で、職人が一丁一丁手作業で製造します。
7月の活動
7月の上旬は梅雨で雨の多い日が続いていました。しかし、梅雨が明けると一気に気温が上昇して一気に夏になり猛暑が続きました。
7月も様々な作業をしました。今回はその中で鋼面(はがねめん)の磨きという作業を紹介したいと思います。
○鋼面の磨きについて
鋼面の磨きは、前回紹介した「むらとり」という作業の中で砥石で擦った鋼面を「金剛砂(こんごうしゃ)」という研磨剤を使って更に磨いていく作業です。
※前回の記事はコチラ↓
【むらとり中の鋼面の磨き】
【金剛砂】
まず、下の写真のような道具の中心の木に金剛砂をつけて、鋼面にこすりつけて擦っていきます。そうすることにより金剛砂が鋼面を削っていきます。すると徐々に前のむらとりでの砥石の目がなくなっていき、金剛砂の目になっていきます。
【鋼面の磨きにつかう道具】
【鋼面を金剛砂で擦っている様子】
鋼面を金剛砂でみがいていくと、むらとり後よりもとてもきれいになります。
鋼面を金剛砂で磨くときに注意するべき点は、磨いた後の金剛砂の目が曲がっていたり、一か所だけ変な方向に通っていると、とても見栄えが悪くなってしまうため、金剛砂の目はすべてそろえるように磨かなくてはいけません。
【金剛砂での鋼面磨き後】
○オニヤンマ君について
7月も、オニヤンマ君が仕事中よくあそびにきてくれました。作業をしているとオニヤンマ君がすごい勢いで入ってきたかと思うと急停止をしてホバリングをしていたりします。
一番不思議なのは、オニヤンマ君は扇風機に向かって体当たりをするなど、大暴れをするところです。そのたびにどこかに挟まり身動きが取れなくなり、救出をすることになります。
オニヤンマ君は大きくて迫力がありかっこいいです。
これからの活動
まだまだ未熟な部分も多くありますが自分の成長を実感できる部分も多く感じられるようになり、仕事がとても楽しいです。
今後も技術をしっかりと身につけれるように一日一日を大切に自分が成長できるよう考えて経験を積んでいき一歩一歩着実に進んで行きたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いします。
三条製作所
Instagram アカウント:https://www.instagram.com/sanjo_razor/
【三条市地域おこし協力隊活動ファイル#41】