町内のネットワークが支えてくれた夢。元町にある靴下がメインの雑貨屋さん
こんにちは!
三条市地域経営課中心市街地活性化推進係です!
三条市では、12月に入ってからすぐ初雪を観測したと思ったら、先日の大雪でついに膝くらいまで積もりました。早くも冬将軍到来。備えはしっかりとしておきたいですね。
さて、前回の投稿では、三条市公式Twitterで毎日投稿している「#中心市街地活性化」を紹介しました。まちなかの情報をたくさん発信しているので、ぜひTwitterをフォローして、投稿を見てみてくださいね!
今回は、今年10月に元町で新規出店をされた「Sanpo」の瀬高さんをご紹介します!
1.Sanpoってどんなお店?
今年7月にオープンした図書館等複合施設「まちやま」の近くにできたこちらのお店。
こちらは靴下をメインに取りそろえている雑貨屋さん!
この辺りは、靴下がメインのお店が無いのでとっても珍しい。
ここの店主は上越市出身で三条市在住の瀬高千恵さん。小学生のお子さんを持つママさんです。
結婚を機に、ご主人の地元である三条市に移住されました。
もともと人と接することが好きな瀬高さん。前職で培った販売、接客スキルを活かし、今年10月に念願のお店がオープン!おめでとうございます!
ところで、この「Sanpo」という可愛らしい店名。
―名前の由来はなんですか?
瀬高さん:【三】条を【歩】く。まちの人が散歩のついでにふらっと立ち寄れる場所になるよう願いを込めました。
このお店を始めようと思ったのも、家族がアレルギー体質で、自分も肌トラブルが多かったことから、同じトラブルを抱えている方や自分に合ったものを探している方のお手伝いをしたかったからです。もう一つの理由は、私が地域の人とつながりを持てる場所を作りたかったからです。
2.まちなかを選んだ理由
―なぜこの空き家でお店をしようと思ったのですか?
瀬高さん:北三条駅付近には空き店舗が多く、閑散としていることを寂しく思い、2年前から北三条駅周辺で物件を探していました。お店の近くに自宅があるのですが、この物件は近所の方が教えてくれたんですよ。
市の空き家改修の補助金(※1)や創業塾(※2)があることも教えてもらい、お店ができるまで多くの方に助けていただきました。町内のネットワークがなければ開業の夢は叶わなかったと思います。
オープンした今でも、ご近所さんがお店に遊びに来てくださったり、お店の看板が倒れていたら直してくださったりと、助けていただいています。
(※1)三条市中心市街地空き家改修事業等補助金
空き家や空き店舗等の「改修費」と「賃借料」に対する補助金制度
(現在三次募集中。募集締切:12/28)
(※2)創業塾pontekia
創業を目指す方を対象に新規開業に必要な経営の知識とノウハウを体系的に学べる創業塾(今年度の募集は終了しました)
―素敵なご近所さんに恵まれていたんですね。
瀬高さん:そうなんです。近所の人がまた近所の人を連れてきてくださって。今では自作した営業日カレンダーもお友達に配ってくださって。とても有難いです。
―実際に営業してみてどうですか?
瀬高:SNSを見ていろいろな世代の人が来てくださっていますが、特に近所のお母さんたちがたくさん来てくださいますし、家族のサポートもあり、楽しく営業させていただいています。
最近ではイベント出店することも多くなり、イベントきっかけでハンドメイド作家さんなど多くの方との出会いもありました。
お店がお休みの日にはイベントにも出店する機会があった瀬高さん。
今月24日(土)にもまちやまのクリスマスイベントに参加するそうです。
3.Sanpoのこれから
―今後のお店の展望はありますか?
瀬高:これから手芸などのワークショップができるスペースを作るために準備をしています。手芸を通して新しい出会いの場を提供するだけでなく、ものづくりの楽しさを一緒に分かち合えたらいいなと思っています。
あと、個人的には靴下を作りたいと思っています。ものづくりのまちだからこそ、自分で綿を育てて、糸を紡ぎ、靴下を作ってみたい。そのために、綿を育てる準備をしています。
綿から靴下を作りたいという素敵な夢。
応援し続けたいです。
これから凍えそうなほど寒い日が続くと思いますが、暖かい靴下でこの冬を乗り越えたいですね。
ぜひ瀬高さんに会いに、気軽にお立ち寄りください!