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【新規出店者インタビュー】補助金を活用し物件決定からわずか半年でお店をオープン!

昭栄大橋のたもとに【泉食堂 マーポー亭】が9月にオープンしました。麻婆豆腐を主軸にした多国籍料理が味わえる店で、今まではイベント出店や間借りでの営業がメインでした。なぜ三条市に実店舗の出店を決めたのか?鹿児島県出身のオーナー・大橋さんにお話を聞きました。


ー鹿児島からどういう経緯で新潟県に来ることになったのでしょうか?
夫の実家が燕市だったことがきっかけです。東京で出会って結婚したんですが、東日本大震災があり、家族の近くで生活したいと思うようになりました。そこで2015年に燕市に移住することを決め、今は夫の実家近くに家を建てて住んでいます。

ー住んでいる燕市ではなく、三条市で開業した理由はどんなものだったのでしょうか?

三条楽音祭のスタッフをしていた影響で、三条市には音楽を軸に繋がってる人が多かったです。友達もですし、助けてくれる仲間がたくさんいました。
「本寺小路(三条市の繁華街)に近いところってご飯屋さんが少ないよね」という話を近くで飲食店をしている仲間としていて、どうせ出店するなら三条市でお店を出そうかなと漠然と考えていました。


昭栄大橋のたもとにあるマーポー亭

ーこの場所に出店する決め手はどんな点でしたか?

この物件を仲間が紹介してくれたんです。
この辺りに空き店舗があることを知らなくて、ずっと本寺小路近辺で探していました。しかし、本寺小路は家賃が高かったり、元の物件が飲食店ではなく厨房の改装などが大変だったりする店舗が多かったです。
そんな時に元々が飲食店で、つい最近まで営業していたお店が空いたとのことでした。自分たちで少し手を加えればすぐにでもオープンできるくらい状態が良かったので即決しました。
仲間内でDIYしたんですが、こだわり出したら止まらなくて結構な大工事になっちゃいましたけどね(笑)。

ー飲食店をやろうと思ったきっかけはどのようなものでしたか?

三条市にある飲食店で何年か働いて、そこでスパイス料理などを作っていました。そこを辞めて企業に勤めてからも間借りからでも、飲食店をやってみたら?と周りから提案がありました。新潟市や燕市、三条市で間借りをして営業させてもらったのが始まりですね。

ーそこから店舗を持ちたい!という考えに至るまでにはどういった流れがあったんでしょうか?

イベントに出ると「お店はないんですか?」や「実店舗はどこですか?」とよく聞かれていました。自分も料理が好きで常にメニューのことなどを考えていたのもあって、自分の中での料理の比重が大きくなっていく感じがありました。加えて、いいタイミングで物件も見つかったのでこれはやるしかないと感じました。
物件が決まってから約半年でオープンに漕ぎつけたスピード感には自分でもびっくりしています(笑)。


内装にこだわりが感じられる中華風のホール

ー店舗を作る上でこだわったポイントはどこですか?

どんな人でも入りやすい感じにしたかったです。また、音楽やアートが好きなこともあり、そういった絵を飾りたいという思いもありました。今後は、2階でアーティストさんの個展を開催したり、ポップアップショップを出展してもらったりしたいと考えています。色々な年代やジャンルの人が混ざり合って、ここが人の流れを作るきっかけになれば良いなと思います。

ー店舗を作る時、補助金などは利用されましたか?

三条市の空き家改修の補助金を利用しました。条件が厳しい部分もありますが、費用面で助かりました。
業者さんに頼んだ部分もありましたが、それだけだとお金がかかりすぎるので、自分達でできるところは教えてもらいながら一緒にやっていました。
仲間や家族も手伝ってくれて、本当にありがたかったです。

ー初の店舗をもつということなんですが、三条市はそういうチャレンジの場所としてどういう印象ですか?

元々、三条楽音祭*に関わっていたことがきっかけで、三条市には親身になって相談に乗ってくれたり、改装を手伝ってくれる仲間がたくさんいました。これは本当に心強かったです。私も夫も音楽が好きで、楽音祭には夫の方が先にスタッフとして関わっていましたが、県外から来た私も快くスタッフとして入らせてもらえました。楽音祭だけじゃなく三条市には行政と地域の人が関わるイベントも多いと思うので、そういうものに参加することで、多くの人と交流ができて、仲間が出来ると何かにチャレンジしようと思った時に心強いと思います。

*2009年~2020年に三条市内で行われていた音楽イベント。市民と行政が一緒に作り上げる野外音楽フェスとして、11年間入場無料で開催してきた。

ーSNSを見て知ったのですが、こちらのお店には看板犬がいるんですよね?

そうなんですよ!まだ毎日ではないですがお店に連れて来ています。ワンちゃんと一緒にご飯食べられるところは少なくて、あってもテラス席や屋外スペースのみの場合が多いと思います。せっかく家族として一緒に出かけるならご飯を一緒に食べたいという思いは分かるのでこのお店はペットの同伴をOKにしているんです。

マーポー亭の看板メニューの麻婆豆腐

ー先ほどもおっしゃっていましたが、様々な人が混ざり合う場所になりそうですね。これからはどんな新しいメニューや季節ごとのメニューを考えていますか?

おつまみや、一品料理は季節や月によって変えていこうかなと思っています。スパイスは色んな国にあり、土地ごとに食文化を発展させてると思うと面白い食材ですよね。ある意味、国境がない食材だと思うので、これからもそういったスパイスの楽しさを色んな人に体感してもらいたいです。

▼三条市の空き家改修・移住に関する補助金についてはこちらをご覧ください

▼三条市についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください


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