子育てを機にUターンして14年。やってみたい事を実現中!【移住者インタビュー】
今回は子育てをしながらの都会生活を離れ、三条市にUターンしたことがきっかけで新たなステージに挑戦する塩森さんにお話を聞きました。
――Uターンしたきっかけが都会での子育てのしづらさが大きかったとお聞きしました。具体的にどんなところが大変でしたか?
孤独感がありましたね。
主人は電車通勤だったんですが毎日、ほぼ終電で帰ってくるので、どうしても私が1人で育児をすることになってしまって。
都会では、育児がつらい時も、自分で助けてほしい!と声を上げないといけませんでした。でも、周囲に助けを求めることが難しかったんです。
同じマンションの人ともそんなにつながりもなく、孤独感がありました。
あとは子どもを連れてだと外出先も選ばないといけない、電車は混んでいる、ベビーカーを使えばバリアフリー的なところを探すのに一苦労だったりといろんなハードルはありました。
――都会ですと基本は電車移動になりますよね。お子さんを連れてベビーカーもあると大変そうです。
基本、電車だったので大変でした。
まず階段があると、ホームにつながるエレベーターがあるか探すとか、ベビーカーを畳んで抱っこして乗せるとか、あと混んでいると嫌がられたりとか。
――いつ頃三条市に戻られたんですか?
14年前ですね。上の子が3歳の時でした。
向こうでは0歳から保育園に預けていて、年少さんで幼稚園に入るタイミングで三条市に来ました。
今すぐにでも帰りたいという思いもありましたし、この時期を逃すともう遅いかなっていうギリギリのタイミングでしたね。
途中で転園となるとやっぱり大変なので。
――今、間借りで飲食業を営業されていると思うのですが、元々、お店をやりたいって思いがあったんですか?
東京にいる時は、自営業っていう発想がなかったんですよ。会社で働くのが当たり前、家も借りるのが当たり前と思っていたんですが、三条に来てから考えが変わりました。
自営業で若い社長さんも多いですし、周りに会社やってる人が多かったりするので。
そうなると、若い方も頑張ってる方も多くて、自分で何かやればできるかもしれない!とか、しなきゃいけないと思うようになって、色々頑張り始めました。
――今はどれくらいのペースで営業されているんですか?
月に1、2回くらいのペースで絵本の店omamoriさんをお借りしてます。
ほかにもイベントがあれば出店することもありますし、時々三-Me.をお借りして子どもカフェをしてます。
――子連れでも来れるお店っていうので始められたとは思うんですけど、今でもお子様連れが多いんですか?
最初は結構、お子様連れが多かったんです。
omamoriさんに来るお客様もだんだん変わってきて、私のお店を知ってくださる方も増えてきたので、若い方や独身の方が増えて皆でわちゃわちゃ楽しい空間になってきています。
――イベントの出店って、基本的には三条市ですか?
そうですね。ほとんど三条市がメインですが、10月に、初めて新潟市の古町のイベントに出店しました。
私は車の運転ができないので、一番不便なのはこのイベント出店ですね。なので、早くお店が欲しいなっていうのもあります。
できれば、自分が住んでる学区にお店が設けられて、自宅から歩いて通えるくらいの距離だと一番理想です。昼間は子どもが遊べる場所とかになったり、レンタルスペースも併設してそこで収入も得られたらな、というのは描いてますね。
子ども連れで、昼間はお母さんたちがご飯を食べに来て、夜はお酒が飲めるみたいな。
――イベント出展の時には車は必須なんですね。
イベントの時は必要ですね。
でも試算したら自動車学校通って、車買って維持費もかかると思えばタクシーの方が安いなって思います。
最近は「のるーと」が自宅近くから目的地まで乗せてくれるので活用していますし、家族・友人が車を出してくれるのでそこは頼っています。SNSのストーリーなどであげるんですよ、「〇〇に送ってくださる方募集!」とか言うと、いいよ!と言ってくれる方もいるので本当にありがたいです。
――でも、三条市って新しいことにチャレンジしやすい場ではあると思いますか?
とてもチャレンジしやすいと思います。
そういう衝動に駆り立てられるというか、自分もやらなきゃってなりますね。
いつまでサラリーマンでいるの? みたいな感覚になります。やっぱりこの商店街でいろいろな方の活動を見ていたり、若い社長さんがいたりとかするじゃないですか。代々家業を継いでいる方もいると思いますが、自分で独立してやってる方もいて。自分もやりたい、やるしかないんだなって思いましたね。
――これから三条市に移住してくる人にアドバイスはありますか?
最初はちょっと気性の強さにびっくりすることが多いかもしれないですけど、みんなすごくいい人ですので安心してくださいって思います。
四季をのんびり過ごせますし、お祭りも楽しいし、ご飯も美味しいし、とにかく若い人が活躍しやすい場所ですね。
若い人自身が頑張ってどんどん移住する人を増やそうとしている三条市なので、ぜひ来てほしいです。
何かあれば私が三条市について色々、教えますので!
――塩森さんのような移住の先輩がいてくれる事はありがたいですね。移住者のコミュニティってやっぱり必要ですよね。
移住者のコミュニティを若い人が運営しようと思ってるのがいいですよね。
14年前に私が来た時は、同じような移住者とのコミュニティが欲しかったから、次は自分がそういう人にアドバイス出来たらいいなって思います。
▼三条市についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください