GPS機器のお試し費用をサポートします!
こんにちは。三条市福祉保健部 高齢介護課です。
三条市では「認知症の方が安心して活動できる地域づくり」を目指して、学生や地域の方、企業などに対して認知症の正しい理解を広げ、各自ができる見守りを普及して認知症の方をあたたかく見守る地域づくりを推進しています。
これまでは、高齢者とのコミュニケーションの維持や、生活の変化の気付きという「地域による見守り」に重点を置いて取組を行っていました。
しかし、全国の状況を見ると、認知症やその疑いで行方不明となる方は年々増加傾向にあります。警察庁の発表によると、2020年中にあった届出は前年より86人増の1万7565人で、2012年の統計開始から毎年過去最多を更新しています。
三条市においても、今年度、既に4件の行方不明事案がありました。防災行政無線等での呼び掛けにより、市民から情報が寄せられて発見できるケースもありますが、行方不明時の迅速な対応には地域による見守りだけでは限界を感じていました。
そこで、ケアマネジャーへアンケート調査を行ったところ、「GPS機能付機器のレンタル又は購入補助」に期待を寄せる意見が多くあり、令和3年7月から「三条市見守り装置レンタル費用助成事業」を開始しました。
見守り装置レンタル費用助成事業とは?
当市の見守り装置レンタル費用助成事業は、GPS機器の利用を促進するため、GPS機器試用等のための借用に必要な費用を助成するものです。
1番の特徴は、「自分で機器を選べる」点です。他の自治体では、あらかじめ機器や使用料が指定されていたり、機器の選択が少なかったりすることが多いようです。
「自分で機器を選べる」ことで、利用しやすい金額のものや、靴などに内蔵できるものなど、利用者のニーズに合わせてお使いいただけます。
GPSの例
ここに掲載している機器等のほか、市内の福祉用具事業所の一部でもGPS機器を取り扱っています。
綜合警備保障株式会社「まもるっく」
セコム株式会社「ココセコム」
ケアミックス株式会社 「認知症徘徊GPSセンター」
どの費用が対象?
対象の費用は、GPS機器レンタルの初期費用と月額費用です。
初期費用は1機種あたり10,000円を上限に、月額費用は月3,000円を上限に助成します。月額費用の助成期間は3か月です。(市民税非課税世帯は全使用期間を助成します。)
どんな人が対象?
次の4つ全て満たす方が対象です。
三条市内に住所があり、65歳以上又は要介護・要支援認定を受けている
認知症等により徘徊するおそれがあると認められる
病院に入院中でない
介護保険法に規定する介護保険施設等に入所中(短期入所を除く)でない
申請するには何が必要?
GPS機器レンタル業者から見積書を作ってもらい、その写しを申請書と一緒に提出ください。
「機器をどこから借りればいいかわからない」「申請方法がわらない」など不明な点があれば、三条市福祉保健部高齢介護課(電話0256-34-5476)までご連絡をお願いします。
詳しい内容は👇からも御覧いただけます。