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私が三条市下田に来るまで

noteをご覧の皆様はじめまして!
今年の2月1日より、地域おこし協力隊下田チームに着任いたしました加藤誠人(かとうまこと)と申します。
三条市の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 
さて、今回は初投稿ですので自己紹介をさせていただければと思います。

1.横浜に生まれ、新潟に来るまで


~横浜生まれ~

私の出身地は神奈川県横浜市の鶴見という所です。
NHKで放映された朝ドラ「ちむどんどん」で、主人公が沖縄から初めて上京した町でもあります。
 
私の地元は、生活する上で非常に利便性がよく、ゆくゆくは仕事や家庭も…と思っていました。
しかし、コロナウイルスの蔓延による社会情勢の変化に伴い、私の仕事観や将来像は大きく変わりました。


~就職で新潟へ~

大学2年時の終わり頃に新型コロナウイルスが流行し、外出自粛が叫ばれるようになりました。
自宅でリモート授業を受ける日々の中で、「都会の良さとはなんだろう」と頻繁に考えるようになりました。
そのような状況の中、求人サイトを調べていたら、新潟県で合同就職説明会が行われることを知り、夜行バスで新潟まで行きました。
企業説明会はZoomで行われることが多く、対面で担当者の方にお会いできる貴重な機会になると期待をしていました。
 
首都圏の就職説明会では出会えない地域性を活かした事業を展開する会社もあり、終了時間ギリギリまで担当者の方とお話しました。
その中で前々職の担当者の方と出会い、新潟で就職することを決意しました。
 
一方、地方に移住しようと思ったのは就職の為だけでなく、高校生の時に一人で地方へ旅行に行った経験も影響していました。


コロナ禍の羽田空港


~横浜から三重までの自転車旅~

高校2年の夏、受験のプレッシャーや、ずっと続けていた野球を辞めたことが大きなきっかけで、”なにか大きなことに挑戦したい”と考えるようになりました。
その一つに、自転車での一人旅がありました。
地元の横浜から三重県まで行く日程表を作り、旅費を出してもらうため、両親に旅の重要性をプレゼンしました。
 
初めて感じる田舎の雰囲気、そして自転車での一人旅というのは、高校生の私にとって非常に刺激的でした。
もしかしたら帰れなくなるかもしれない。予定通りにいかないかもしれない。
そんな中で通る田舎道は、不安と暑さに苛まれた心身を共に癒してくれました。
 
田んぼの真ん中にぽつんと建つ家がある。森に囲まれた家がある。
長い上り坂を登り切った後、爽やかな風を受けつつ坂道を下っていく。
都心部の密集した家を見慣れている私にとって、それらはまるでジブリアニメの世界にいるように感じました。
将来こういったのんびりとした雰囲気の中で生活ができたらと思いながら地元に帰りました。
 
このような体験もあり、地方に引っ越して生活することへの憧れがありました。


サファリパークから富士宮市に抜けた時の風景

2.挫折からの回復


~転機~


新潟で始まった新卒1年目の生活は怒涛の日々の連続でした。
 
入社前とのギャップから自己都合で退職し、その後、業務上の事故から2度目の退職。
 
2度目の退職をした日の翌日、「今日からどうしたらいいのだろうか」と思い悩みました。
生活の為のお金のこと、新卒1年目で2度の転職歴が書かれた履歴書のことなど、たくさんの悩み事がありました。
 
そんな不安の中何気なくスマートフォンを開くと、思わぬ転機が訪れました。
Googleのおすすめ記事を眺めていた時、下田地区の地域おこし協力隊が求職者支援訓練「しただ塾」を開講するという情報を見付けたのです。
 
説明会に参加し、下田で2か月過ごすことで生活の糧になる”何か”を見いだせるのではないかと思い、応募しました。


阿賀野市の村杉温泉からの風景

~しただ塾で感じた希望~

新卒1年目で2度の転職というキャリアで臨んだしただ塾の面接はとても不安でした。
 
一通りの質問に応えた後、面接官をされていた当団体の代表から、
「しただ塾の期間でしっかり自分を見つめなおしてください」
と言われ、その一言で多くの悩み事から距離を置くことができ、とてもホッとしたことを覚えています。
 
しただ塾が開講してからの下田地区の暮らしと職業訓練では、多くの驚きと新鮮さを感じることができました。
自然あふれる環境の中で感じる、どこか現実離れしたこの感覚。
かつて、高校生の時に一人旅で感じたものと重なりました。
ゆったりとした環境のなかで、地域の人のために仕事ができることがとても魅力的でした。
 
下田で2か月を塾生として過ごし、地域おこし協力隊になることを決意しました。


南五百川の傅七茶屋でのワンシーン

~協力隊として実現したいこと~


着任してから2か月ほどが経ち、まだまだ協力隊としては日が浅い新参者ですが下田で実現したいことがあります。

 それは、かつて下田に住んでいた方や、これから下田に来られる方が ”こんな雰囲気の中で生活してみたいな”と思えるような環境を作ることです。
大学で学んだ教育の知識と経験を活かし、より子どもに寄り添った学習機会を創出すること、しただ塾で出会った素晴らしい方々とのご縁をSNSを始めとした様々な形で表現することなど、色々な形で下田に関係のある方が、素敵な将来を描けるお手伝いができたらと思い、日々活動しています。
 
人とのつながりや温かさであふれ、訪れた人が「将来の夢をここで実現したい」と思える場所にするためにこれから頑張ります。
 
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました


2月、三条市下田地区大沢にあるシェアハウス近くの夜空

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