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「何でも効率化」に負けずに、下田に必要とされる便利屋になりたい。


三条市の下田地域での起業を目指して活動をする
『ローカルアカデミーin下田』に参加している
地域おこし協力隊の青木隆です。

一年の任期もいよいよクライマックスに差し掛かりました。
今回は、事業の柱となる「シニア向け、初心者向けのスマホサポート」についてお話します。

移住する前は、携帯電話の大手キャリアの一つで販売に携わっていました。また販売員の教育部門にも所属していました。
その頃の一番の得意な業務が、まさにシニア向け、初心者向けのスマホサポートでした。

現在は、三条市の市民ゼミでスマホ講座の講師をしています。


真剣に聞いてくださる受講者のお二人


三回の講座を終えて実感するのは、
「スマホのこと教えてほしい」
「もっと使いこなしたい」
「スマホで〇〇したい」
など希望を持っているにも関わらず、
「聞く人がいない」
「ショップに行くにも遠くて不便」
「ショップでも身内や友人にも冷たくされることもある」
など不満を抱えている人がいらっしゃるということです。

こんな具体的な事例もありました。
「先日、まだスマホを使ってない私に、スマホを持っている前提で、〇〇をああしてこうして登録してと言ってきた人がいました。もう何を言ってるのか分からないし、そういう前提で話されるのは気分も良くなかったです。」
と体験談をお話しされていました。

これはあくまでも個人的な意見ですが、どうしても、世の中は「コストパフォーマンス」「費用対効果」「生産性」などに囚われすぎて大事なことを見失っていると強く思います。
例えば、市民ゼミのスマホ講座は2時間で2組のみの受講としています。「困っている人が多くいるんだからもっと受講人数を増やさないの?」と思うでしょう。それが普通だと思います。
しかし、冷静に考えてみてください。
「家族にスマホを持たされているけど電話しか使ってない」
「スマホを持ってはいるけど自分が何がわからないかも分からない」
こんな方々を20人集めて、どんなに分かりやすい資料を駆使して講座を開いても、果たしてどれだけの方がスキルを身に着けることができるでしょう⁈
つまり、2時間かけて20人集めて講座を開いて1人もスキルが身に付かないなら、2組だけでもじっくりとサポートして少しでも持ち帰ってもらえるものがあれば、後者のコスパのほうが高いですよね⁈

このように世の中には、一般的な尺度では測れないものがあると、声を大にして言いたい訳です。


根気よく付き合うことが大切

そうは言っても、このような少数意見は中々取り入れられないわけで、実績を作るしかありません。おかげ様で、受講された方や知り合った地元の方々からはご好評とともに、早く事業を始めてほしいと要望もされています。次回の投稿では、実際に事業開始の準備の模様をお伝えしたいと思います!「なんでも効率重視」に立ち向かう【三河屋の青さん】への応援よろしくお願いします!

※【三河屋の青さん】を屋号にする予定です。
故郷の愛知県豊橋市も含まれる三河地方。三河屋の由来は、江戸時代の十組問屋に起因するそうです。
味噌、醤油等を江戸市中で扱っていた組合で、組合には醸造業の盛んな三河出身者が多かった為、各々が三河の入った看板を掲げ、これが酒屋の代名詞となったそうです。

現在では、八百屋同様、コンビニに押されて閉める店が増え、その数は昭和期に比べかなり数を減らしているそうです。
しかし、コンビニエンスストアで酒が扱えない時代に、酒類販売の免許を基に酒類の扱えるコンビニエンスストアにFC加盟し、業態変更した店も多くあります。
ちなみに、アニメ「サザエさん」で有名な「三河屋」のモデルになった実在の酒屋「三河屋」もコンビニに転業して営業しているそうです。

イメージとしては、サザエさんで登場する三河屋さんのような、便利屋として痒い所に手が届く、下田に必要とされる存在を目指しています。



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