見出し画像

ヴィーガン飲食事業で地域活性化を目指します!

初めまして。
2024年10月にきら星株式会社所属の地域おこし協力隊に着任した、山口博久です。下田地域で活動をしながら、1年間で三条市内での起業を目指すTryand.プログラムを活用して活動しています。

まだまだこちらでの生活には不慣れですが、今まで培ってきた*ヴィーガン飲食事業の経験を通して、三条市内だけではなく近隣エリア、更には首都圏エリアにも向けて発信していけるモノや場所(店舗)、サービスを作っていけるように日々活動をしています。

*ベジタリアン(菜食主義者)のうち、畜肉・鶏肉・魚介類などの肉類に加え、卵や乳・チーズ・ラードなど動物由来の食品を一切とらない人。

デジタル大辞泉

▼Tryand.プログラムについて



プロフィール

自身のバンド活動で約1000本近くのライブと、ヨーロッパ、アジア、アメリカ など12カ国の海外ツアーを敢行してきました。
世界中をツアーで巡る中で、若者中心のストリートカルチャーの中にヴィーガンのカルチャーが色濃く浸透している事を知り、影響を受け、ヴィーガン料理に興味を持ったことが、現在の活動につながります。

日本でのツアー中、ヴィーガンのメンバー達が食べられる場所が無く、食事に困ることが多々ありました。その時に日本でのヴィーガン対応策の不十分さを痛感した経験から、海外バンドのツアー中の食事の提供をしたり、フェスやイベントにフード出店をして、ヴィーガンの人達へのサポートを行っていました。
その後、都内のヴィーガンバーガー専門店のプロデュースや企業のヴィーガン商品の開発、カフェやレストランのヴィーガンメニュー開発など、食の多様性を守るという社会課題解決をヴィーガン、ベジタリアン分野の事業を通して取り組んできました。

【Works】
・新宿のヴィーガンバーガー専門店の立ち上げ、総合ディレクション
・二子玉川のヴィーガンバーガー専門店の立ち上げ、総合ディレクション(Fuji Rock Fes 2022,2023にも出店)
・航空会社のヴィーガンミール、ベジタリアンミール、ヒンドゥーミールのメニュー開発
・電機メーカーのミールキットのヴィーガンメニュー開発
・コスメブランドが運営する原宿のカフェのヴィーガンメニュー開発
・ミートボールの老舗企業と、ヴィーガンミートボールの共同開発


フジロック出店


海外バンドメンバー

移住を決めた理由

私自身は埼玉で生まれ、20代から東京で暮らしていたのですが、妻が三条市の出身という事もあり三条市には定期的に訪れる機会がありました。

バンド活動で全国の地方都市から田舎の方まで飛び回っていたので、地方への拒否反応は無く、むしろ都会の雑踏から離れた自然豊かな環境での生活に憧れがありました。
そして「野菜をメインに使ったヴィーガン料理をするなら、その土地で採れた新鮮野菜を使った方が絶対に美味しく特徴あるものが作れる!」と思っています。

だから今回、下田という里山地域に暮らし、地域おこし協力隊として活動をしながら地域の事を学び、つながりをつくりながら起業を目指すことができるというのは願ってもないことでした。

ヴィーガンとの出会い

様々な国のバンドメンバー達と生活を共にする中で一番印象的だったのが食生活です。

まだ10代、20代の若者達がみんな、それぞれの考えを持ち、自身の食生活を選択していながらも、互いに否定せず。リスペクトを持って成り立っている。
それは食生活に限った事ではなく、政治や社会的な問題などにおいても同様にそれぞれが自分の意見を持ち、選択することが個人のアイデンティティを形成する重要な要因の一つになっているのだと感じました。

実際にふれあうまでは、ヴィーガンの事は知ってはいたものの、どのような気持ちやスタンスで生活しているのかは謎で、僕の中ではあまりイメージが良いものではありませんでした。
しかし、元々は地球や動物、そして自分に優しくありたいと思う気持ちから派生したカルチャーであり、攻撃的な人たちはほんの一握りで大半は温厚で知的な人達ばかりでした。
以前ディレクションしたヴィーガンバーガー店に来る海外のお客さんも皆素敵な人達ばかりで、お肉を食べる人に対しても寛容でとても友好的でした。
※ヴィーガンを選択する人たちの主な要因として、環境問題、動物愛護、健康の為、宗教上の理由など。


海外バンドとのツアー

ヴィーガン×ビジネス

昔は、日本においてヴィーガンの課題解決ビジネスの前例は少なく、小規模な飲食店でのビジネスモデルしかありませんでした。周りに相談しても中々理解してもらえず「そんなのはビジネスにはならない」と、どこに行ってもお払い箱でした。

そんな中、転機の傾向が現れ始めたのは2015年頃、インバウンドが増えてきたタイミングです。積極的にその受け入れをしているホテルや飲食店舗から課題として浮上してきたのが食の多様性への対応策――すなわち、ヴィーガンの対応でした。

僕は、幸い直接ヴィーガンの人達と行動を共にする機会が多かったので、どんな食事を好みどこからがNGなのか?表記方法は?など、ヴィーガンが満足するボーダーラインや要望は分かっていました。
しかし、その道の一流シェフや宿泊施設、飲食企業の人達にとっては、その辺の知見がなくお手上げ状態だった事は、正直驚きでした。それと同時に、それなら僕が手助けができる事がある、というか僕がやらなければ!という使命感のもと、ビジネスにしていくために試行錯誤しながら、現在、地域おこし協力隊として奮闘中です。


ヴィーガンバーガー


店舗オープン前の行列

三条でやっていきたいこと

飲食店舗の開業という形だけにこだわらず、三条産食材を使った魅力あるヴィーガン事業の立ち上げを目指しています。
・インバウンド向けの観光事業に関わる宿泊施設や店舗などへの食事面での対応サポート(レシピ開発、調理方法やオペレーション対策、食材調達方法などのコンサルティング)
・ヴィーガン料理教室の開催
・イベント出店
・三条産食材を使って業務用ヴィーガン食材の開発をし、県内の宿泊施設や飲食店に卸す
など、自身のコンテンツを通して、三条市の更なる価値の向上の手助けをしていければと考えています。

豆腐ベネディクト


▼三条市地域おこし協力隊 募集サイト


最後までお読みいただきありがとうございます! 少しでも三条市での暮らしに興味をお持ちいただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください。