こんにちは。
三条市で首都圏からの移住支援を行っている、地域おこし協力隊の松岡です。
私たちは、市内企業からの相談を受け、工場やオフィスの環境改善に取り組むことで企業や地域の魅力向上を目指しています。
今回は、後藤鉄工所様から従業員休憩室を新たに作りたいという要望があり、我々がお手伝いしましたのでご報告いたします。
後藤鉄工所様の訪問記事はこちら↓

様々な企業の精密備品を製作する後藤鉄工所では、自動化した機械がフル稼働しておりました。
取材中、専務が口にしていたのは、

”従業員の為にやりたいことがある”ということ。

スタッフの人数が徐々に増えたことで、休憩所がそれぞれ個人の車内になっているのを申し訳なく感じていた、物置になっているスペースを従業員の為に有効活用したい。

その気持ちに応えるため、2022年9月に着手しました。

コンセプト

従業員が和む、仕事終わりにも集う場所にしたい。
畳の場所と、昼寝の場所、大画面TVがほしいとのことでしたので、下記のように配置を提案しました。

設置備品は、油がつく作業がある為、汚れた格好で使用しても大丈夫なものがよいとのこと。
そうした物品は新品で購入すると高額なので、関東の店舗用中古品店に足を運び、備品を選定しました。中古備品は新潟より東京の方が安いのです。

中古で塗装の剥げや汚れなどがある為、研磨と再塗装を行いました。
木材の塗装予定はなかったのですが、追加で塗布。

ビフォー→アフター

　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

後藤専務に感想を伺いました。

遊びにきた社員の子どもたちがとても喜んでいます！
「お母さんがいないのでちょっと会社に連れてきていいですか？」
の社員要望に応えられるようになりました。(笑)
子供たちは、テレビやyoutubeを見て、楽しんでいます。
ものづくりの会社は、図面があって受注した製品は１００％要望に応える自信があります。
しかし、空いた空間をどうするかなど、自由な発想で改善するのは苦手なものです。
以前の取材の中でぽろっと話が出なければ、このスペースを何とかしようという構想にはたどりつけませんでした。

～完成して～
出来栄えは最高です！
明るい部屋で話すと、明るい話題になります。
商談で使っていることが多いのですが、きれいで整っている場所で話をすると交渉も話もしやすいです。
私達が使いすぎると従業員が休憩できないのは問題なので、今後は利用を控えようと思っています（笑）

～今後はどのような形で従業員の満足度を上げたいですか？～
社員の創意工夫ができる環境を整えたいです。
そして居心地の良い会社にしていきたいです。
次のリフォームはトイレですね。

11月初旬、第2工場の建屋が竣工しました。
今日は大型の機械が搬入され、まさに設置の日でした。
新たなマーケットの拡大に向けて更なる躍進の期待が高まる三条市の町工場。
社員を思う、温かな成長企業でした。

三条市に興味を持った方へ

私たちドッツアンドラインズでは、ファミリー層の移住支援とものづくり支援に取り組んでいます。
お試し移住や就職先についてのご相談は、お電話又はメールにて対応いたします。
また、従業員が気持ちよく働ける環境作りのためのご相談も承りますのでご連絡をお待ちしております。
050-1744-3814　電話受付時間：平日10:00～17:30

株式会社ドッツアンドラインズ

その他、地域の情報はサンポストにも記載しています。
みんなでつくる燕三条ビジター向けのWEBサイト SANPOST！燕三条での生活を「見つける、届ける」をコンセプトに体験者視点での発信をします。実体験をもとにしたリアルな声、ふらっと散歩した先やこの地域での生活の中で見つけたことを投稿・共有するサイトがSANPOSTです。

サンクチュアリ株式会社は三条市への移住を検討する世帯を支援しております。