見出し画像

「アウトドアのまち三条」宣言から学ぶ、三条のものづくりの魅力(後編)

こんにちは。三条市新規採用職員Dグループです。

この記事は、新規採用職員研修の一環として作成したものです。今回はいよいよ後編です。
前編と中編も公開しておりますので、こちらもお読みいただけると幸いです。

「ものづくりの技術を実際に体験したい!職人の話が聞きたい!」
と思い、最後に訪れたのは、図書館等複合施設「まちやま」に隣接する三条鍛冶道場です。

はじめに、館長を務める長谷川さんからお話を伺いました。

1 三条鍛冶道場とは

三条鍛冶道場は、和釘づくり体験やペーパーナイフ体験などの常設講座を通じて、鍛冶に興味を持ってもらう入り口となる場所です。地元の小学生は毎年800人ほど体験に参加しています。
三条の鍛冶職人の大きな仕事となるのは、20年に1度の伊勢神宮の式年遷宮に使用する、社殿建設用の和釘づくりです。三条の鍛冶職人で作られた和釘を20万本納品しています。10人の職人で、製作期間はなんと5年間!地方でこれだけの産業があるのは、三条市の誇りだと話されていました。

2 ペーパーナイフ作り体験

館長考案のペーパーナイフ作りを実際に体験させていただきました。今回指導してくださった松平さんは元職人で、現役時代は包丁づくりの名人だったそう。

体験スタート
まず、熱した釘を金鎚で平らに伸ばします。炉の中は1500℃にもなるそうで、あっという間に釘の色が変わりました。金鎚は重く、見た目よりも力のいる工程でした。職人さんは慣れた手つきで釘を平たく形成していきます。

次に、ナイフの持ち手の部分をねじります。

再び釘を熱し金鎚で叩きます。

この時、刃の付く側をより薄く仕上げることで、紙が上手く切れるようになると教わりました。絶妙な差が、使い心地に影響すると知りました。なめらかな仕上がりにするのが難しく、苦戦しましたが、職人さんは、紙が切りやすい薄さを目で判断して作られていました。熟練の経験による感覚を肌で感じることができました。
その後、刃を削り、ナイフ全体に研磨剤を吹きかけ、刻印を入れたら、完成!

出来立てのペーパーナイフの使い方も教えていただきました。コツをつかむと簡単に切ることができました。

実際に体験をして、職人さんの技術の高さに圧倒されました。館長さんの、伝統的な手作業の技術を残していきたいという思いがひしひしと伝わる時間となりました。

★三条鍛冶道場

3 全体のまとめ

いかがだったでしょうか。「アウトドアのまち三条」に欠かせないものづくり技術を知るというテーマで、三条市のものづくりを販売、歴史、職人の視点から深掘りしてきました。それぞれの場所で働く方たちのものづくりにかける思いを聞いて、三条市民として誇らしい気持ちになりました。
今回のシリーズを御覧いただき、三条市について少しでも興味をお持ちいただけた方、ぜひ一度、三条市に足を運んでみてはいかがでしょうか?
あなたのお越しを心からお待ちしております!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

最後までお読みいただきありがとうございました! 少しでも三条市での暮らしに興味をお持ちいただけたなら、いつでもお気軽にご連絡ください😊