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えんがわあむこて~えんがわで編み物を楽しもう~

三条市のまちなかエリアで活動している地域おこし協力隊の綾部あやです。
今回は、私の活動拠点であるステージえんがわで行なっている「えんがわあむこて」についてご紹介します。

えんがわあむこて

「あむこて」は、「編む」に新潟の方言である「こてー」を語尾につけ、教室よりも気軽に編み物を楽しもうという想いから生まれました。参加者の方から方言を教えていただき、さらにこのような親しみやすくかわいらしい名称をつけていただきました。

さて、突然ですが「編み図」ってご覧になったことありますか?目にしたことがある方は分かると思います。そう、意外と難しいのです。

ベテランの方いわく、近くに編み物をする人がいることがきっかけになり、今まで続けてこられたとのこと。初めての人が編み図だけで編み進めていくのは難しく、ある程度人に教えてもらう必要があります。慣れてくれば一人で無心に編み続けられますし、他の人とも楽しみを共有できるところが編み物の魅力です。
先にも述べたように、教室より和やかで、わからないところを教え合ったり、いろんなお話をしたりと、世代を超えて「好きなもの」でつながる仲間との出会い。これが「えんがわあむこて」の目指すところです。

魔法の毛糸「マルティナOpal毛糸」

毎月第三木曜日に、三条市荻島にある「雑貨店Blue」の店主眞野さんは、写真のように色とりどりの毛糸を持って、ステージえんがわに来てくれます。眞野さんが持ってきてくれる「マルティナOpal(オパール)毛糸」は、南ドイツの毛糸メーカーTUTTO社のもの。オパール毛糸は編み進めると柄が出るように計算されて色が織り込まれています。そのため、初心者が編んでも素敵な模様が浮かび上がってくるので楽しめます。

「マルティナ」というのは人の名前です。
東日本大震災の時、梅村マルティナさんという方が、オパール毛糸・輪針・編み方の説明書を避難所に送りました。つらくて何も手につかない時に、手を動かすことで気持ちが楽になる、と被災者の間で広まったそうです。その後、仮設住宅に避難する人たちの雇用のために、気仙沼にアトリエが設立されました。このようなストーリー性のある毛糸を実際に手に取って、編むことができるのも「えんがわあむこて」の魅力のひとつです。
※「えんがわあむこて」では、これ以外の毛糸でも編み物をすることができます。

11・12月の「えんがわあむこて」

さも編み物が得意なそぶりで書いていますが、わたしは編み物初心者。「えんがわあむこて」の主催者ではありますが、眞野さんや周りの方々に日々教えていただくことばかり。なので、初心者の方も安心してご参加してください。また、昔編んでいたというご年配の方にも、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。もし、目や手が昔のように自由が利かないという方でも、雰囲気を味わったり、おしゃべりしに来たりと、気軽に立ち寄っていただければと思います。

普段は平日の昼間に行っていますが、11・12月は特別企画として日曜日にクリスマスオーナメントづくりを開催します。この機会に、ぜひ一度編み物を体験してみませんか?
普段の活動は参加費無料・申込不要ですが、オーナメントづくりのワークショップは有料(材料費込み)・事前申込みが必要です。詳しくは下記HPをご覧ください。

イベント|毛糸でクリスマスオーナメントづくり〜ミニニット帽&ミニ靴下〜|まちやま|学ぶ、見る、触れる – ものづくりのまちの図書館等複合施設 (sanjo-machiyama.jp)

11月はミニニット帽、12月はミニ靴下を作ります。

以上、「えんがわあむこて」についてのご紹介でした。

私は、このまちに訪れる人が「心地よい」と思える場所にすることをテーマに活動しています。今回ご紹介した「えんがわあむこて」もその活動の1つです。

前回の記事では、もう少し詳しく活動テーマについて語っています。また、移住前の東京での暮らしと移住後の三条市での暮らしの違いについても書いてありますので、ぜひご覧ください。

↓↓前回の記事はこちら

今後も、移住後の暮らしや協力隊の活動について記事にしていきます。最後までお読み頂きありがとうございました。

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