地方移住をして1年、いま改めて思うこと。
つもりつもった白い雪もようやく溶けてきましたね。
あたたかな日差しを感じられる日が多くなり嬉しいです。
【三条市地域おこし協力隊(下田チーム)】移住支援班の安藤紗矢です。
この4月で協力隊に着任して1年が経ちます。
今回記事を書くために、下田地域に来ることになったきっかけを改めて振り返ってみました。
仕事を変えようか悩んでいる方(特に私と同世代、20代後半女性の方!)
地方移住を検討されている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。
前職をやめたわけ
私にとって一番の挫折は「就職活動」でした。
面接という場で、自分の言葉として考えや思いを伝えることはとても苦手でした。
どうにか決まった就職先は都内のデザイン会社。
自社がプロデュースしている飲食店で正社員として働くことになりました。
職場までは通勤片道2時間。
お店は朝から晩まで営業していて、終電で帰れない日も多々ありました。
その中でも、日々売り上げを出すことや、お店を円滑に回しながらお客様とコミュニケーションをとることには楽しさを見出していましたが、日々を消耗していくような働き方には不安がありました。
せっかくなら、一度きりの自分の人生をおもいっきり生きてみたい。
色々なことに挑戦できる機会があるならば飛び込んでみたい。
具体的な方向性は定まっていませんでしたが、入社して3年が経ったタイミングで思い切って退社することを決めました。
下田に移住を決めたわけ
仕事を辞め、日々をぬくぬくと過ごしている中、たまたま見ていた求人サイトの中でひときわ変わった募集を見つけました。
内容は【3ヶ月間下田(しただ)地域に住みながら「観光・アウトドア」について学び、就職を目指す】というものでした。
「おもしろそう」
私が大学時代に学んでいた「観光」について再度勉強することができる。
また以前から興味のあった地方暮らしを体験することができる。
新しい環境に飛び込みたかった私はすぐに応募を決め、豪雪地帯で雪が降る直前の下田に降り立つこととなりました。
初めての暮らし、初めての雪かき。
3ヶ月下田で過ごす中で、初めて毎日お弁当を作ったり、卒業制作として子ども向けイベントのプログラムを企画したり、たくさんの体験を得ることができました。
何より、下田は自然が近くて本当に綺麗な場所だなと。
もう少し、ここで生活したいと考えるようになりました。
そして現在、実家のこたつの中から画面越しに見ていた場所で、私は日々暮らしながら仕事をしています。
小さなきっかけと選択、そしてタイミング。
自分の生活を変える小さなきっかけはどこにあるか分からないと、改めて感じています。
これからのこと
今年1年は、本当に色々な方に支えていただきました。
慣れない生活・仕事、雪道の運転、シェハウス暮らし。
仕事面では、自身が前年参加した「しただ塾」に運営側として関わらせていただきました。
また、最近になっては地域の方と関わりながらお仕事を進める機会をいただくことができました。
これからも多くの方と関わる中で、自分の働き方を見つめながら、1つひとつの仕事と向き合っていきたいです。
新しい年度も、どうぞよろしくお願いいたします。