まちなか協力隊の活動レポートー本屋さんを起点に、本とひと、そしてまちをつなぎあわせる
こんにちは。三条市の中央商店街で本屋と喫茶店を運営する『SANJO PUBLISHING』の水澤陽介です。
これまでのSANJO PUBLISHINGの取り組みについては、一緒に活動するメンバーとnoteを通してお伝えしてきました。
まだ見られていない方は下記リンクからご覧ください。
今回は、地域おこし協力隊として活動する私たちが所属する一般社団法人『Next Commons Lab 』とSANJO PUBLISHINGでの取組について改めてご紹介します。
地域内にある固有課題を解決するプロジェクトを創出する
Next Commons Labとは、三条市を始めとする自治体と協働し、その地域の資源や課題をもとにプロジェクトを企画する団体です。現在は、日本中12拠点、50近くのパートナーとともに地域間を結びながら多彩なプロジェクトを展開しています。
例えば、ホップの作付面積が多い地域では地域資源を活かしたクラフトビールづくりや、郷土資料をもとに文化などを深掘りを行い、気薄となった地域の歴史を伝える取り組みがあります。地域ごとにある固有資源や課題を発掘してプロジェクトとして展開することでまちに還元していきたい。そんな思いを持ち続けています。
本屋を起点に私たちが育みたいこと
三条市にいる私たちは、“編集するまち”をモットーにまちで活躍する地域の担い手や個性豊かな事業にチャレンジする人たちをつなぎあわせることで、新しい視点やアイデアが創出できる環境づくりに取り組んでいます。
その一環として、本をきっかけにまちと人がつながるようにと、中央商店街内に本屋さんと喫茶店を立ち上げました。
今は本屋さんにとって、とても厳しい時代です。本屋さんの数はここ20年で半減し、本屋さんがない自治体は2割にのぼります。ただ、まちに本屋さんがあることはとても重要なことだと思っています。本屋で本を売るだけではなく、コミュニティを育てるための場づくりを行う。ものづくりのまちに必要な力である、知識を得ること、想像すること、つなげること、つくること、磨くこと、続けることをまち全体で育むことができるんじゃないかと考えて取り組んでいます。
SANJO PUBLISHINGでの2月以降の取り組み
SANJO PUBLISHINGでは本屋と喫茶店、もうひとつの機能として編集室の立ち上げに向けて取り組んでいます。去年の10月頃からコツコツと片付けを始めて現在工事の真っ最中です。また、SANJO PUBLISHINGは2月22日に1周年を迎えるため、新型コロナ感染症拡大の状況をみながら、1周年のお祝いを行える機会を設けられたらと考えています。
本屋や喫茶、制作の活動はSNSで随時更新していますので、ぜひチェックしてみてください!
【三条市地域おこし協力隊活動ファイル#95】